顕微鏡で捉えた「アリの顔」の写真が、怖すぎるとネットで話題になっている。まるで漫画「テラフォーマーズ」に登場するゴキブリのようだ。

  • アリだー! 顕微鏡で撮影された「アリの顔」が怖すぎる

    アリってこんな顔してたのか。小さくてよかったな (ニコン・スモール・ワールド Dr. Eugenijus Kavaliauskas)

話題となっているのは、リトアニアの写真家・Eugenijus Kavaliauskas氏が撮影した、アリの顔を接写した写真だ。写真には、自分たちの知っているアリの姿はなく、赤い目をした悪魔のような顔が映し出されている。かなりインパクトの強い見た目だ。この写真は、顕微鏡の対物レンズを5倍にして撮影したものだそう。実はこの赤い目のように見えている部分は触覚なんだとか。なんとも言えない怖さだ。

この写真は、光学機器メーカーのニコンが主催する「ニコン・スモール・ワールド」の顕微鏡写真コンテストに出展された作品だ。TOP20には選ばれなかったが、入賞を果たしている。

ちなみに「ニコン・スモール・ワールド」は、顕微鏡写真の成果を讃えるために1975年から続いているコンテストで、今年は世界72カ国から約1,300点の応募があったそう。今年は10月11日に受賞作品の発表があった。1位に輝いた作品は、スイス・ジュネーブ大学のGrigorii Timin氏が撮影したヤモリの胎児の手の写真だ。数百枚の画像をつなぎ合わせて、幅3ミリの手にある神経や、骨、血管などを鮮明映し出しており、なんとも幻想的だ。このほか、「積み重なった蛾の卵」や、「蝶の卵」「ユウレイグモ」などが受賞している。どれも素晴らしい写真なので、興味があれば、ぜひ見てほしい。

  • やもりの胎児の手。幻想的だ (ニコン・スモール・ワールド Grigorii Timin Dr. Michel Milinkovitch)

  • 積み重なった蛾の卵。グミのようだ (ニコン・スモール・ワールド Ye Fei Zhang)

ネット上では「うん、なんだ、怖いわ」「アリ怖い・・アリ恐ろしい・・・」「なんじゃこりゃあああああああ」などの声が寄せられた。