JAF(日本自動車連盟)は10月24日、「信号機のない横断歩道」における歩行者優先についての実態調査の結果を発表した。同調査は8月10日~31日、各都道府県で2箇所、全国合計94箇所において、信号機が設置されていない横断歩道を通過する車両7,540台を対象に実施した。
調査の結果、歩行者が渡ろうとしている場面で一時停止した車は3,003台(39.8%)で、過去最高を記録した。
2016年調査時より毎年増加し、前年の調査時と比べても9.2ポイント増えているが、いまだに約6割のクルマが止まらない状況であることがわかった。
なお、今回の調査では最も停止率が低かった県でも停止率20%を超え、 2019年の調査の平均停止率(17.1%)よりも高い結果となった。都道府県別に見ると、一時停止するクルマの割合が低かったのは、沖縄県20.9%、和歌山県22.5%、京都府23.5%、佐賀県25.1%、北海道25.2%。一時停止するクルマの割合が高かったのは、長野県82.9%、兵庫県64.7%、山梨県64.6%、静岡県60.8%、熊本県57.3%だった。