歌手の郷ひろみが21日、ニッポン放送『松任谷由実のオールナイトニッポンGOLD』にゲスト出演。松任谷由実と約40年ぶりの再会を果たした。
ともにデビュー50周年の郷と松任谷。松任谷が「デビュー50周年! 郷ひろみさんです」と紹介すると、郷は「50年ってピンとこないですよね。そんなに経ったんだな」と感慨深げ。続けて、「いろんなことが思い出されますね。10代の頃はオトナになりたくて背伸びしたとか。ですから、周りの方にはずいぶん生意気なことも言ったのかな」 と語ると、松任谷がすかさず、「そんなことがない気がする。すごく礼儀正しくて、いい人!」と自身の印象を伝えた。
その後は、 郷のデビューのきっかけが近所の人が勝手に送った1枚の写真だったエピソードや、郷がデビュー前の15歳の時に日本武道館にレッド・ツェッペリンのライブを見に行ったことなどをトーク。松任谷はその話を聞いて、「郷さんはリズムが良い」「だからカバーソングが合う」と普段感じている郷の音楽性をべた褒めしたり、 デビュー当時の郷のあまりの人気っぷりを振り返ったりと、当時を知っている間柄だからこそ語れる“同期トーク”に花を咲かせていた。
番組では、郷のデビュー曲「男の子女の子」をオンエア。2人でじっくりとこのデビュー曲を聴いた後、松任谷は「やっぱり声のレンジが高いね〜」としみじみ。また、歌詞について松任谷が触れると、郷は「僕の曲って意味不明なものが多いんですよ(笑)」 と冗談交じりに話し、あまり深く考えずに聴くことができる曲が多いことから、自身のことを「右脳歌手」だと紹介し、笑いを誘っていた。
続けて、50周年同士お互い質問タイムということで、郷は松任谷に「これからの僕はどうしたらいいと思いますか?」と質問。 松任谷は想定していなかった質問に笑顔を浮かべながら、「そのままでいて欲しいですよ! 郷ひろみでいてもらわないと困りますよね!」と即答していた。
また、郷が「僕の曲で一番お好きなものは?」と質問すると、松任谷はリッキー・マーティンの「リヴィ ン・ラ・ヴィダ・ロカ」のメロディに日本語の歌詞をのせた楽曲「GOLDFINGER'99」を挙げ、「もとの楽曲より好き!」と回答。曲中にある「A CHI CHI A CHI」という印象的なフレーズが生まれたきっかけが語られ、郷自身も同曲を気に入っていると明かした。
そんな郷が好きな“ユーミンソング”は「ルージュの伝言」と「やさしさに包まれたなら」。「シンプルさの中に深さがある、聴いていて人を心地よくさせる」と絶賛し、郷が1フレーズ歌ってみせると、松任谷は「郷さんにカバーしてほしい!」とラブコールを送っていた。
なお同番組は、放送後1週間以内であればradikoで聴取可能(エリア外の場合はプレミア会員のみ)。