学情はこのほど、20代の仕事観や働く意識をひも解くために「お金の不安」に関してアンケート調査を実施した。

同調査は2022年9月28日〜10月12日、20代社会人(20代専門転職サイト「Re就活」/Webメディア「20代の働き方研究所」のサイト来訪者)を対象に、インターネットでのアンケート調査にて実施。有効回答数は355名だった。

物価高や「人生100年時代」の老後資金など、お金に関する話題を目にする機会も少なくない。果たして、20代は「将来のお金」をどのように捉えているのだろうか。

  • 「将来のお金」に「不安がある」と回答した20代が9割を超える

「将来のお金」について、「不安がある」と回答した20代が70.1%に上った。「やや不安がある」20.0%を合わせると、9割以上の20代が「将来のお金」に不安を抱いていることがわかる。

「年収が上がっていくイメージがわかない」「物価は劇的に上がっているものの、収入はなかなか増えない」「結婚や出産などのライフイベントを考えると、まだまだ貯蓄が少ない」「奨学金の返済もあり、貯金が出来ていない」といった声が寄せられた。

  • 「将来のお金の不安」を解消するために「収入を増やしたい」と回答した20代が8割を超える

「将来のお金の不安」を解消する手段として「収入を増やす」と回答した20代は60.9%に。 「どちらかと言えば収入を増やす」23.8%と合わせると、お金の不安を解消する手段として「収入アップ」を希望する20代が8割を超えた。「支出を減らす」の回答は1割に留まっている。

  • 収入を増やすために行いたいことは「転職」が84.9%で最多。次いで「副業・兼業」が続く

収入を増やすために行いたいことは、「転職」が84.9%で最多。次いで回答を集めた「副業・兼業」52.0%、「資格取得」43.5%を大きく引き離す結果となった。