iPhoneで利用頻度の高いアプリといえば、「カメラ」が思い浮かびます。ロック画面からスピーディーに呼び出すことができ、シャッターを押せば"iPhoneにおまかせ"で高品質な写真を撮影できます。しかもAI/ディープラーニングを活用した画像処理まで自動的に済ませてくれるため、予想以上の仕上がりに驚かされることもしばしばです。
とはいえ、そのカメラアプリの"設定"をどう受け取るかは人それぞれ。デフォルトでは、起動時に前回使用した設定がクリアされてしまいますが、残すことも可能です。アスペクト比は前回の設定を使いたい、最後に使ったフィルタは次回使いたくない、ナイトモードのオン/オフは起動のつど選びたい、などと機能ごとに設定を残せるのです。
その設定は、「設定」→「カメラ」→「設定を保持」の順に画面を開き、対象のスイッチをオン/オフすればOK。被写界深度やアスペクト比、最後に利用したフィルタの設定を残す場合は、「クリエイティブコントロール」スイッチをオンにしましょう。
「露出調整」と「ナイトモード」、「ポートレートズーム」も同様に、前回使用した設定を残す場合はスイッチをオンにします。オフにすれば、カメラアプリを起動するたび初期設定に戻ります。
なお、マクロ撮影モードを搭載したiPhone 13以降のモデルには、自動的に超広角カメラに切り替えるかどうかを決定する「マクロ撮影コントロール」スイッチが用意されています。近くのものを撮影しようとすると、左下に黄色いチューリップボタンが現れマクロ撮影状態となりますが、このスイッチをオンにしておけば、それを防げます。自動的に超広角レンズに切り替わるのは困る、という場合に利用しましょう。