誰もがきっと、お気に入りのお店や好きなメーカー、好きなブランドのひとつやふたつはあると思います。

もし、ツイッターやインスタグラムなどのSNSでそれらを紹介するときは、こんなことを心がけるともっといいことがありそうですよ♪

  • ※画像はイメージです。

まじで、ほんと、商品を褒める場合は「正式名称」で褒めてください!!!! できたら会社名とかいれてください!!!!!!!! なんならハッシュタグついてるともっと嬉しいです!!!!!!!! (大声
 
最高なのはリプライとか@ ついてると嬉しい…まじで社内でシェアされて続編でたりする…
(@tokire12より引用)

ツイートの投稿主は「TK яέ♞(@tokire12)」さん。

TKさんによると、何かお気に入りの商品を褒めるときは「正式名称」で、できれば会社名なども入れてほしいとのこと。
さらにハッシュタグもつけやり、公式アカウントにリプライを入れたり、「@アカウント名」を書き込んだりしてくれるとなお嬉しいと訴えています。

というのも、そういったファンの声が社内でシェアされることで、続編の制作やさらなる商品開発につながったりするのだとか……!!

なるほど〜。メーカー側も褒められて嬉しいでしょうし、メーカー側が乗り気になって次なる一手を打ち出してくれればファンとしてもこのうえない喜びですから、お互いにウィンウィンというわけですね。

この有益な呼びかけに多くの人々が反応し、ツイートは1.4万件のいいねを獲得(10月21日時点)。数多くのコメントも寄せられました。

「そうだよね。好きなものには、がんばらないとね。好きなものがなくなりがちなので」

「なるほど、そのような効果があるのですね。作品に携わる方々への応援の意味も込めて今後は『@』も記すよう心掛けます」

「推しの案件の時でも使えそうなメソッド」

「漫画の感想を書くときは必ず作者名+作品名を入れて呟くことにしている」

「私、商品というか創作作品を誉めたい時は、あればハッシュタグ付けて、アマゾンのリンクも貼るのが主義です(キリリッ」

また、「ほんとこれなんだよなー。特に『今やってるもの』は、受け手の反応みながら、もっとやるのか、撤退して別のやるかを決めることがあるから、良いと思ったのはこれしてほしい」「これは本当にそうで、社内で意見や提案を出す際、ざっくりとした社員の感想よりも、お客様からの具体的なレビューやSNSコメントがあるほうが確実に通りやすいですね…」と共感の声も寄せられました。

ツイ主さんに聞いてみた

ところで、ツイ主のTKさんはなぜこれほど切実に訴えているのでしょうか。ご本人に詳しい話をお聞きしてみました。

ーーTKさんは普段どのような仕事をしていて、どんな商品を扱っているか、可能な範囲で教えていただけますか?

メーカーです。ジャンルは日用品というところでしょうか。商品企画をしているので、流行りの動向のほかに、ユーザー様のコメントなどは常にチェックしています。

ーー実際に、SNSの声が商品の企画などに影響を及ぼすことはあるのでしょうか?

すごく大きな決定というわけではないですが、例えばある商品の来季の継続アイテムはどちらにしようかな? といくつか選択肢があるときに、累計の売り上げはもちろんですが、コールセンターなどへのお問合せはもちろん「SNSなどで人気だった」などのご要望の多い方を選ぶことはあります。

また、一年以上かけてこだわった部分などを褒めていただいたツイートを拝見すると「わかってくれる人がいる!! 」と、とても嬉しい気持ちになります。おそらく、ツイートした方が想像している何十倍も、作り手側はそのひと言を喜んでいると思います。

仕事が嫌になったときに、読み返したりもしています(笑)。ある意味、短いファンレターですよね。

ーーSNSで話題になった商品は、実際にたくさん売れるのでしょうか?

「ネタとしてかなりバズってネットで話題になった」商品が、実売はあまり売れなかったこともあります(笑)。そのあたりは、SNSの難しいところでもあり、面白いところでもありますね。

ーーやはり一般論として、SNSの力は大きいと感じますか?

ありますね! たとえば、過去にドラマのファン同士で、ドラマのシーズンが終わった後にも定期的に「ドラマ同時鑑賞会」や「続編おハガキ会」などで勝手に盛り上がっていたところ、ドラマの公式さんから「ご要望が多くあり続編が復活します! 」という発表があって、主演俳優さんとハガキの写真などもSNSでアップしてくださったことがあり(もちろんそれだけの要因ではないとは思いますが)ファンみんなで歓喜したことなどがあります。


SNSの声は、思っている以上に商品企画に影響力があるんですね。ぜひこれを参考に、お気に入り商品を思う存分褒めてみてはいかがでしょう?