フェンシング日本代表の宮脇花綸選手が、21日に放送された日本テレビ系バラエティ番組『クイズ!あなたは小学5年生より賢いの? 2時間SP』(19:00~)で全問正解し、賞金300万円を獲得した。

  • フェンシング日本代表の宮脇花綸選手=日本テレビ提供

今年6月に行われたアジア選手権の団体戦で金メダルに輝くなど、日本フェンシング界、屈指の実力を持つ宮脇選手は、番組ホームページから志願して挑戦。日本代表としてパリオリンピック出場を目指すためには、世界の大会で実績を積まなければならないが、現在フリーで活動中で、スポンサーの支援や助成金などはあるものの、海外の大会など費用が多くかかる試合は自費で出場することも多いため、何としてもオリンピックに向けた活動費を手に入れたかった。支出を抑えるために最近1Kの部屋に引っ越したといい、番組を見て、「私ならいける!」と自信を持って応募。慶応義塾大学経済学部卒業の頭脳を持つ本気の勝負が始まった。

するとその自信通り、助っ人小学生の救済「指名カンニング」は使ったものの、7問目まで難なく突破。300万円が懸かった最後の問題は「次の国の中で日本より人口が多い国を全て選びなさい」というものだ。

選択肢は6つ、A:アメリカ、B:フランス、C:オーストラリア、D:カナダ、E:インドネシア、F:バングラデシュ。自身の国際大会での経験から、「アメリカは絶対に日本より多い」「フランスは少ない。オーストラリアは国は広いですけど、日本よりも少ないかな」「カナダって大きく見えるんですけど、人が住みにくいような場所もある」「インドネシアは多い。アジア大会に出ると、アジアに世界の人口の半分近くがいるっていうから」と5つは決められたが、バングラデシュが分からない。「なんでバングラデシュを入れたのだろう。いやー、難しい…」と漏らしながら、出した答えは「E:インドネシア、F:バングラデシュは日本より多い」。これが見事正解で全問正解・300万円獲得となった。

思わず「よっしゃー!」とガッツポーズし、「鳥肌が止まらないです!」と興奮。MCの佐藤隆太も「素晴らしい! 僕も鳥肌立ってます! 冴えまくってましたよね!」と絶賛で、宮脇選手は「こうやってチャンスをもらって、獲得できて、夢はパリオリンピックでメダルを獲ることなので、それに向けて、海外遠征費だったり道具代だったりに、大切に充てたいと思います」と決意表明。MCの劇団ひとりから「今日のこの輝きを見ていると、なんかまたね、大舞台で見られそう!」と激励の言葉をかけられた。