リスクモンスターは10月19日、第8回「大学1、2年生が就職したいと思う企業・業種ランキング」調査の結果を発表した。調査は7月15日~29日、大学1年生および2年生の男女600名を対象にインターネットで行われた。
「大学1、2年生が就職したいと思う企業・業種」ランキングの結果、昨年と同様、1位「地方公務員」(9.0%)、2位「国家公務員」(7.2%)と4回連続で公務員が1、2位を独占。就活生と同様に大学1、2年生からも公務員が安定した人気を得る結果に。
以下、3位「グーグル(Google)」(6.7%)、4位「任天堂」(5.8%)、5位「アップル(Apple)」(4.8%)、6位「ソニー・ミュージックエンタテインメント」(4.7%)、7位「ソニーグループ」(4.3%)、8位「明治」(3.5%)、9位「資生堂」(3.2%)、10位「味の素」「楽天グループ」(ともに3.0%)が上位にランクインした。
トップ20の結果を業種別にみると、製造業が10社(任天堂、アップル(Apple)、ソニーグループ、明治、資生堂、味の素、サンリオ、パナソニック、トヨタ自動車、森永乳業)と最多。次いで、インターネット附随サービス業(グーグル、楽天グループ)、娯楽業(ソニー・ミュージックエンタテインメント、オリエンタルランド) が各2社ずつランクイン。
また、「日本航空(JAL)」(前回17位→今回12位)、「全日本空輸(ANA)」(同31位→16位)、「東海旅客鉄道(JR東海)」(31位→14位)など、前回調査において大きくランクダウンしていた交通インフラ系企業が大幅にランクアップしており、企業選定において新型コロナウイルスが及ぼす影響は小さくなってきている様子がうかがえた。
次に、将来望む就業の形を教えてもらったところ、「プライベートを優先させたい」が最も多く26.0%。前回3位から1位にランクアップした。次いで「出世して高収入を得たい」(23.0%)、「優良企業で安定的に働きたい」(19.8%)と続いた。
また、就職先の選定において重視する点としては、「給与額」(52.5%)、「勤務地」(39.3%)、「福利厚生」(29.2%)が上位に。
さらに、「給与額」について、最低限実現したい生涯最高年収を調査したところ、「600万円以上800万円未満」(19.2%)が最も多く、次いで「500万円以上600万円未満」(15.8%)、「400万円以上500万円未満」(14.7%)と続き、前回調査と比較すると、「400万円以上800万円未満」(前回44.0%→今回49.7%)が5.7ポイント増加し、「800万円以上2,000万円未満」(同33.4%→25.2%)が8.2ポイント低下しており、希望年収の水準が低下している様子が見てとれた。