米Microsoftは10月18日(現地時間)、「Windows 11 2022 Update」(Windows 11バージョン22H2)に続く機能アップデートの提供を非セキュリティプレビューから開始した。
同社は9月20日にWindows 11初の大型アップデートとなるWindows 11 22H2をリリースした。今回提供が始まったのは、2022年後半の提供を予定してWindows Insiderプログラムでテストし、9月20日リリースのビルドに含まれなかった以下のような新機能やサービス、機能強化などだ。
- 「ファイル・エクスプローラ」のタブ切り替え:タブを活用することでフォルダー間の移動やファイルの整理が容易に。よく使うファイルの固定に適した「お気に入り」やOneDriveフォルダーに追加された情報パネルとともに生産性を向上させる。
- アクションの提案(Suggested Actions):ユーザーが必要としていることを予測し、ユーザーがとりたいと思われるアクションを提案する。例えば、テキスト内の電話番号や日付のハイライトから、「Teams」や「Skype」で電話をかけたり、「カレンダー」にイベントを追加するといったアクションを素早く行えるように手助けする。
- タスクバーにオーバーフローメニュー:タスクバーにオーバーフローメニューが追加され、タスクバーの表示領域に表示できる以上のアプリをタスクバーに固定できる。また、タスクマネージャーを開く新たな方法として、タスクバー上での右クリックで表示されるメニューに「タスクマネージャー」を追加した。
- デバイス共有の改善:近接共有で検出可能なデバイスを拡大。共有機能の体験の改善によって、デスクトップ、ファイル・エクスプローラ、写真、Snipping Tool、Xbox、その他のアプリケーションから近接デバイスを見つけやすく、ファイル共有が簡単になった。
これらのアップデートは18日から非セキュリティプレビューリリースとして提供され、Windows 11 22H2のユーザーに広く提供されるのは11月のセキュリティアップデート・リリースからになる。これらのほか、10月末までに「フォト」アプリのアップデートを提供する予定。新しいフォト・アプリではギャラリー機能が美しく改善される。OneDriveとの連係、スマートフォンやカメラなどからのインポートも容易で、ギャラリーで写真コレクションをまとめて閲覧し、写真を簡単に整理したり検索できるようにする。さらに11月に、Ignite 2022で発表したAppleの「iCloud Photos」のサポートをフォト・アプリに追加する。