ライボが運営する「Job総研」は10月17日、「2022年 転職の実態調査」を発表した。同調査は10月5日~10日、20人~1,000人以上規模の会社に所属する社会人男女351人を対象に、インターネットで実施した。
転職の経験について尋ねたところ、68.4%が「経験あり」と回答した。役職別で見ると、転職経験ありの最多回答は「課長レベル」(84.4%)が最も多く、次いで「部長レベル」(80.0%)、「係長レベル」(76.7%)と中間管理職の転職経験が上位3つを占めた。
年収区分別で見ると、「1,000万円以上」が87.9%で最多で、次いで「700~1,000万円未満」(75.9%)、「500~700万円未満」(74.7%)と、年収が高い順に転職経験があることがわかった。
転職の検討にコロナ禍の影響はあったか尋ねると、46.3%が「影響した」「どちらかといえば影響した」と答えた。
直近で転職した時期について聞くと、「1~2年内」(18.7%)が最多で、「5年以上経っている」(16.2%)、「6~12カ月内」(14.6%)と続いた。コロナ禍で転職したことになる「2年以内」と回答したのは58.3%、「3年以内」では72.1%だった。
これまでの転職回数を尋ねると、最も多い回答は「1回」(31.3%)で、「2回」(26.2%)、「3回」(17.9%)という順になった。75.4%が「3回以内」、24.6%が「4回以上」と答えている。
役職別では、転職の平均回数の最多は4.42回の「部長レベル」で、次いで「課長レベル」が3.78回、「役員」が3.67回だった。年収区分別では、「1,000万円以上」が3.69回で最多で、次いで「700~1,000万円未満」が2.82回、「300~500万円未満」が2.69回だった。
今後転職を検討しているかに聞くと、52.6%が「検討している」「どちらかといえばしている」と答えた。転職を始めようと思う時期を聞くと、74.1%が「2年以内」と回答した。
今後の転職について役職別で見ると、「検討している」と回答した中で最多だったのは「部長レベル」(66.7%)で、次いで「課長レベル」(59.4%)、「係長レベル」(56.7%)と続いた。年収区分別で見ていくと、「検討している派」の回答で最多だったのは60.5%の「500~700万円未満」で、「300~500万円未満」(56.0%)、「300万円未満」(53.2%)という順になっている。