カンテレのバラエティ番組『笑いの総合格闘技! 千原ジュニアの座王2時間SP』がきょう18日(21:00~)にフジテレビ系全国ネットで放送される。

  • 『笑いの総合格闘技! 千原ジュニアの座王2時間SP』出演者=カンテレ提供

関西ローカルでレギュラー放送されている同番組の全国ネット放送は今回で4度目。松本人志を審査委員長に迎えた『新春SP』は、第59回ギャラクシー賞(2021年度)下期のテレビ部門賞に入賞した。今回は、さまぁ~ずの大竹一樹が初の審査委員長を務め、28人の芸人たちがAグループ、Bグループに分かれて対戦、各グループの勝者2人ずつ計4人が決勝ステージに進出する。

プレイヤーには『M-1グランプリ』、『キングオブコント』、『R-1グランプリ』、『THE W』のお笑い四大コンテストの王者やファイナリストが勢揃い。Aグループには、通算263勝40敗優勝58回を誇る“座王の鬼”笑い飯西田をはじめ、M-1王者の錦鯉・長谷川、霜降り明星(粗品、せいや)、新春SPで大暴れしたアルコ&ピース・平子、IPPON女子グランプリで優勝したハリセンボン・はるか、通算116勝58敗歴代3位の優勝14回を誇るKOC2022ファイナリストのロングコートダディ・堂前、2年ぶりの出場すゑひろがりず(南條、三島)、昨年のM-1準優勝オズワルド・伊藤、レギュラー回で大暴れ怪奇! YesどんぐりRPG(Yes! アキト、どんぐりたけし、サツマカワRPG)、座王に2回輝くラランド・サーヤ。

Bグループには、レギュラー放送回で旋風を巻き起こしているぱーてぃーちゃん(金子きょんちぃ、すがちゃん最高No.1、信子)、R-1王者で審査員も務めるハリウッドザコシショウ、M-1準優勝のおいでやす小田、M-1ファイナリストのモグライダー・芝、今年ブレイクを果たしたチャンス大城、THE W女王の3時のヒロイン・福田、KOCファイナリストのザ・マミィ 林田、通算41勝29敗優勝9回のセルライトスパ・大須賀、M-1グランプリファイナリスト真空ジェシカ・ガク、座王では「工場長」の愛称でお馴染みのモンスターエンジン・西森、座王で優勝2回準優勝2回のタイムマシーン3号・関、そして通算114勝41敗歴代2位の優勝15回を誇るR藤本。果たして「座王」に輝くのは誰なのか。

番組冒頭、MCの千原ジュニアから「みなさん! 東京のお兄ちゃんが来てくれましたよ!」と紹介された大竹。「素敵な大会やってんだなってね! 最高ですね! 松本(人志)さんとか今田(耕司)さんとか(審査委員長を)やってますから荷が重いんですけど、このメンバーだったら別に大丈夫ですね。人生かかってる感じもないし。なのに、(みんな)バカみたいに緊張していますよね?」とスタジオに漂う緊張感に戸惑いつつ、審査委員長への意気込みを語った。

収録後に感想を聞くと「大竹さんと2人で、サシで、2ショットで、というのは初めてだったので大竹さんの独特の空気も味わいながら非常に楽しい収録をさせていただきました」と興奮冷めやらぬジュニア。番組のみどころを聞くと「キャスティングも良すぎて箸休めが全くないところですね。結果が見える戦いが一切なかったです。予想が全くできなかったです。今日はこれちょっとマジでオモろ過ぎましたね。こんだけ長い間収録してて、誰1人滑ってないってちょっと俺の記憶にもない感じやね。素晴らしいと思います!」とアピールした。

一方、初の審査委員長を終えた大竹に過去審査員を務めた『キングオブコント』や『M-1』との審査の違いを聞くと、「難しかったですね。すごく難しかったな~。別に切り捨てればいいんだろうけど、一発(の判定)でもう出番ねぇのかとか。やっぱりこの……温情というか。もう一個別のやつ見たいなって。ドローも出させてもらったんだけど、追い込まれて何か出るのかな、とか。(ドロー後の再勝負で)ズバッと決まるときがあるから、そういうのも見てみたいなと」と座王独特のドロー判定の難しさを吐露。「腕利きの連中ばっかりなんで、一回(の判定)で帰しちゃうのは残酷であり……例えば苦手なお題に当たっちゃった人とかね。でも、そのゲーム性が面白くてね。もしかしたらこれ……吹雪(苦手なお題)がずっと続いちゃって決勝までいく回もあったりするのかなって。力を出せないまま全員が負けていくみたいな。そういう危うさもあるのかなって、やりながら思った。いやちょっと、当たりの回(みんなが得意なお題)でもう一周やろうよ! みたいな(笑)。そういうもったいなさというかね。それが良さでもあり、逆に苦手な(お題がある)ところに面白さがあるのかな、とかね。普段モノマネやらない人がモノマネをやる、みたいな」と座王の醍醐味を実感し楽しんだ様子。

また準備をしたのかを聞くと「審査員をやらせてもらうときは、事前に情報を入れない。見ないというか、知らないようにしちゃうんですよね。「あの時と同じネタだけど前の方が面白かったじゃん」とか分けわからない比較になるのが嫌で。新鮮に初めて見るようにしているんです。だから今回も会ったことないとか知らないメンバーもいたんですけど、思わず笑ったかどうかで基本的には審査をやっています」と語った。最後に、見どころを聞くと「どこから見ても面白いんじゃないですかね。(番組の)過去を知らなくても面白いと思います。僕もレギュラーの回を全部見ているわけじゃないから、それでもやっぱり全然面白いんで」と語った。