エムティーアイは10月12日、オムロンヘルスケアと共同で実施した「基礎体温についての意識調査」の結果を発表した。調査は8月5日〜9日、女性3,317人を対象に行われたもの。

  • あなたは「基礎体温」を知っていますか。

女性ホルモンと深く関係している基礎体温は、 生理周期や排卵のタイミングなどを把握する手段としても有効で、 女性にとって重要な健康バロメーターのひとつ。まず、「基礎体温」について知っているか聞いたところ、「知っている」は66.5%、「なんとなく知っている」は25.3%という結果となり、認知率は合わせて9割以上となった。

基礎体温を知っていると回答した人に対し、基礎体温のイメージを尋ねてみた。すると、「妊娠希望の人が活用している」(72.8%)が最多となり、以下「次回の月経の把握につながる」(69.0%)、「排卵しているかがわかる」(67.1%)が続いた。

  • 基礎体温のイメージについて教えてください。

月経がきている状態であれば、排卵していると考えるかを聞いてみると、基礎体温の計測経験によって回答の傾向は異なる結果に。基礎体温を測ったことがある人は、月経がきている状態であれば排卵していると考えている人は50.3%だったのに対し、基礎体温を測ったことがない人は70.6%となった。

  • 月経がきている状態であれば、排卵していると考えていますか。

実際に基礎体温を測ったことがある人は、63.7%。計測継続期間は様々で、「1年以上3年未満」(21.6%)が最も多く、「3年以上」(16.8%)が続いた。合計すると4割弱が1年以上計測を続けていることが分かる。

基礎体温を測ったことがないと回答した人に対して、基礎体温の計測方法をどのように理解しているか聞いてみた。「起床時に、そのまま横になって計測」と正しく回答できた人は計測経験者では97.6%だったのに対し、未経験の人では76.4%まで下がる結果に。

  • 基礎体温の計測経験がない人の認知

また、測る場所としては、正しい選択肢である「舌下」を選んだのは経験者においては93.8%だったのに対し未経験者は47.9%となった。「脇下」の回答も30.1%と多い結果に。

基礎体温計測の経験者のうち、計測にあたり困った・難しいと感じたことがあるという人は62.3%。具体的な困りごとの1位は、「測るタイミング」で73.9%となった。

また、継続的な計測を断念してしまった経験がある人は61.4%で、その理由としては「測り忘れが続いたから」が53.8%で最も多く、次いで「毎朝、同じ時間に測るのが面倒だったから」が47.5%で続いた。

  • 基礎体温を継続して計測することを断念してしまったという経験はありますか。

計測したことでよかったと思うことはあるという人は、79.2%。良かったと思う理由としては、「生理日や生理周期をより精度高く知ることができるようになった」が67.6%で最も多く、次いで「体調の変化が起こるタイミングがよりわかりやすくなった」が47.9%で続いた。

  • 良かったと思うことを教えてください。