コンビニエンスストアチェーン・ローソンが、10月11日より、レジに並ぶことなく、素早く買い物ができるウォークスルー決済導入店舗「Lawson Go MS GARDEN店」を三菱食品株式会社本社の建物内にオープンし、実証実験を開始している。商品を手に取り、店舗を出るだけで決済が完了するのだそう。

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    ウォークスルー決済は早く一般普及してほしい。便利で近未来感を感じる決済方法だ

「Lawson Go」は、スマートフォンに事前に専用アプリをダウンロードし、専用アプリで表示されるQRコードを店頭にある端末にかざして入店。商品を手に持って店外に出るだけで、レジを通さずに自動的に決済できるというもの。気になる仕組みは、店内設置のカメラで人の動きを確認し、商品が置かれた棚の重量センサーと合わせることで、その人がどの商品をいくつ手に取ったかをAIが判別。店舗を出ると自動的に決済されるのだそう。

同社は、オフィス内やホテル内の店舗などで最短時間で買い物を済ませたというニーズに応えるべく、ウォークスルー決済「Lawson Go」を開発。2020年2月より「ローソン富士通新川崎TSレジレス店」で実証実験を行ったが、コロナ禍の影響でリモートワークが増加し、オフィス内の人流が減ったため新たな展開を見合わせていた。

今回、オフィス内の人流が回復しつつあることを受けて、「Lawson Go」の実証実験を再開したのだそう。新しい決済システムは、出社率が高まり、飲食店、売店が減少したオフィス街で、買い物に不便を感じている人々への利便性向上につながることを期待しているという。今後は、「Lawson Go」の拡大展開を見据えて、新たにアプリ以外の決済手段としてセルフレジを併設し、店舗運営の検証を行っていく予定だそう。

ネット上では「ここまで来たのね」「すげー近未来感興奮する」「早く一般普及して欲しい」などの声が寄せられた。