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【この記事のエキスパート】
司書教諭資格:タクミ

司書教諭資格:タクミ

司書教諭と学芸員の資格を保有しているライター。どのようなジャンルの本も幅広く読む。趣味は美術館巡りと図書館通い。コーヒーを飲みながら、一人でゆっくり読書するのが好き。いつか海外の美術館に行ってみたい。


赤川次郎は数多くのベストセラーを世に送り出した小説家です。ドラマや映画など映像化されている作品も多数あります。この記事では、司書教諭・学芸員のyokoさんと編集部が選んだ、赤川次郎のおすすめ小説を紹介します。三毛猫ホームズなどの人気シリーズや隠れた名作を厳選。

赤川次郎はどんな作家?

赤川次郎は1948年生まれ、福岡県福岡市出身の小説家です。桐朋高校を卒業後、会社員として働きながら小説の執筆を続けていました。1975年には、テレビ朝日のドラマ「非情のライセンス」のシナリオ募集で入選。1978年には「幽霊列車」でオール讀物推理小説新人賞を受賞し、小説家デビューを果たしました。

「三毛猫ホームズ」シリーズのヒットにより、30歳で専業作家に。数々のベストセラー作品を世に送り出しています。

赤川次郎作品の魅力とは

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発行部数もさることながら、作品数も多い赤川次郎の小説は、ジャンルの幅も広いです。どの作品も登場人物や舞台が異なり、性別や世代を超えてあらゆる人が楽しめます。とくに人気のジャンルはコメディ要素も散りばめられたミステリー。ライトでユーモアがあり、読みやすいです。

また、シリーズものが多いのも特徴です。成長や変化なども感じられるため、読み続けたくなるおもしろさがあります。映像化されている原作小説も多く、小説を読まない人が知っている作品もあるでしょう。

赤川次郎が書いた作品の数は?

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赤川次郎は執筆ペースが速いことでも知られている作家です。多いときでは年間24冊も出版されました。2019年時点では年間10冊ほどを出版し、累計620冊の作品を手がけています。2015年には累計発行部数が3億3000万部を突破。

シリーズものも長く続く作品が多いため、赤川次郎の小説にはまった読者は、飽きずに何年も読み続けられそうです。

赤川次郎の小説の選び方

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赤川次郎の作品数はとても多いので、どれを読もうか迷ってしまうでしょう。そこでまずはの選び方をご紹介します。司書教諭・学芸員であるyokoさんのアドバイスも参考にしながら、読んでみたい一冊を選びましょう。

【1】続けて読みたくなる「シリーズ」作品

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赤川次郎の小説はシリーズものが多くあります。登場人物の成長や、関係性の変化が見られるのも、シリーズものの醍醐味です。作品の世界観が好きなら、シリーズがあれば何冊でも楽しめます。

代表作として知られているのは、猫と刑事のコンビが織りなす「三毛猫ホームズ」シリーズ。作品誕生から50年を超えて、53冊が出版されました。

ほかにも家族を中心に描かれる「早川一家」や「三姉妹探偵団」、「三世代探偵団」、時代ものの「鼠」、主人公が現実と同じく年齢を重ねていく「杉原爽香」などさまざまなシリーズ作品があります。

【2】ミステリー、青春……どんな「ジャンル」が好き?

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作品数が多い赤川次郎の小説は、ジャンルも幅広いです。人気なのは推理小説やミステリー。軽妙なタッチの作品が多く、読みやすいです。シリアスな展開の作品は読みごたえがあります。

10代が主人公で、学校を舞台とした青春ストーリーも。さらに現実からは離れたファンタジー、目が離せなくなるサスペンスやホラー、江戸の町を描く時代ものなど盛りだくさん。どんな人でも気に入る作品があるはずです。

【3】「メディアミクス」作品がたくさんある

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小説を原作として映画やドラマ、ゲームになるなど、メディアミクスされている作品が多いです。世代を超えて知られているのは「セーラー服と機関銃」。小説なら自分のペースで読めます。ふだんは小説を読まない人でも、映画やドラマを観て気になったら、原作を読んでみるのもいいでしょう。小説を読んでから、映像を見るとイメージもつかみやすいです。

また長く活躍している作家なので、過去に映像化されて、新たにリメイクされる作品もあります。小説との違いや、時代の変化をメディアミクス作品から知るのも楽しみ方のひとつです。

【4】「文学賞」の受賞作で選ぶ

シリーズやジャンルを絞っても選びきれないときは、文学賞を受賞している作品を選ぶのもひとつの手です。世間にはおもしろい小説があふれていますが、文学賞に選ばれるというのはいわば選抜。作品としての完成度の高さやおもしろさに太鼓判が押されているようなものです。

赤川次郎はデビュー作で新人賞を受賞しているので、まずは最初の作品を読んでみてもいいでしょう。

【5】「作品の長さ」をチェック

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赤川次郎の小説には短編集もありますが、長編が多いです。読む時間が限られている人は、1話で完結する短編が読みやすいでしょう。

ただ読みやすい文章なので、長編でも苦になりません。読み応えがあり、世界観にどっぷりとつかれるのも長編の魅力です。長編の場合はページ数を確認して、読めそうかどうかを考えてみましょう。

【6】ターゲットとなる「読者層」は?

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小説は子ども向けと大人向けがありますが、赤川次郎の作品は読みやすい文章なので、どんな世代でも読みやすいです。10代の登場人物が多く出てきたり、学校が舞台になっていたり、青春をテーマにしたりする作品は同じ世代の子どもたちに読みやすいでしょう。

大人向けの小説でも、ライトでユーモアのある物語は子どもにとっても魅力的です。大人だからこそ読みごたえがある、恋愛やサスペンスなどの題材もあります。作品のストーリーや世界観をチェックして、読者層が自分にマッチするかどうかも、選定の基準にしましょう。

司書教諭・学芸員がアドバイス
同世代の主人公、かつ長編を選ぶ

【エキスパートのコメント】

赤川次郎さんの作品は、スラスラとライトに読めてしまうのが魅力の一つです。ある程度小説を読みなれている人なら、長編も難なく読めるでしょう。中高生にもおすすめです。同世代の登場人物が出てくる作品を選ぶと感情移入しやすいですよ。

選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)