キヤノンマーケティングジャパンは10月13日、写真・映像作家発掘オーディション「GRAPHGATE(グラフゲート)」を発表した。入賞者には最大100万円の賞金に加え、最新のカメラや交換レンズの機材貸出を提供する。第1回の応募は2023年4月3日より開始する。
GRAPHGATEは、若手写真家の登竜門だった文化支援活動「写真新世紀」の新人写真家を発掘・育成・支援するという目的を引き継ぐオーディション。写真新世紀は30年にわたり行われたが、2021年度に終了。写真家オーディション「SHINES」も終了しており、GRAPHGATEはこれらを統合した新たな枠組みとしてスタートする。
GRAPHGATEでは「ピープル」「ネイチャー」「クリエイティブ」「ムービー」の4つの部門を用意。「ピープル」「ネイチャー」「クリエイティブ」部門では写真作品を、「ムービー」部門では映像作品を募集する。第1回の応募期間は2023年4月3日~2023年6月30日の予定。応募資格は、年齢、経験(プロ・アマチュア)を問わないが、グループ、団体、法人などからの応募は受け付けない。
一次選考はデータ審査で、二次選考はプレゼンテーション審査。ポートフォリオの提出と作家本人によるプレゼンテーションを行う。時期は2023年9月の予定で、部門を問わず合計5名を優秀賞、10名を佳作とする。優秀賞の作品と佳作のポートフォリオは、キヤノンマーケティングジャパン本社ギャラリーで展示予定だ。
グランプリの選出は2023年11月末に選考会を実施。1名をグランプリとして決定する。グランプリ選考会は、キヤノンマーケティングジャパン本社で一般公開。賞金、選考委員などは以下の通り。
グランプリ(1名)
- 賞金100万円
- キヤノンギャラリーS(品川)での展示権利(約1カ月間)
- カメラ・レンズなどの撮影機材のサポート(3年間)
- インクジェットプリンター贈呈
- キヤノンMJによるテクニカルサポート(撮影活動全般に関する相談サポート)
優秀賞(4名)
- 賞金30万円
- キヤノンギャラリー(銀座・大阪)での展示権利(各1週間ずつ巡回)
- カメラ・レンズなどの撮影機材のサポート(3年間)
- インクジェットプリンター贈呈
- キヤノンMJによるテクニカルサポート(撮影活動全般に関する相談サポート)
佳作(10名を予定)
- 賞金5万円
- インクジェットプリンター贈呈
- キヤノンMJによるテクニカルサポート(機材や撮影活動全般に関する相談サポート)
選考委員
- 梶川由紀氏(キュレーター/何必館・京都現代美術館)
- 品川一治氏(映像プロデューサー/トボガン代表)
- 千原徹也氏(アートディレクター/れもんらいふ代表)
- 長野智子氏(キャスター/ジャーナリスト)
- 藤森三奈氏(チーフプロデューサー/文藝春秋「Sports Graphic Number」)