リクルートの外食市場に関する調査・研究機関「ホットペッパーグルメ外食総研」は、「ハロウィーン」への参加意向、賛否等に関する意識についてのアンケート調査結果を10月14に発表した。同調査は9月1日~12日の期間、首都圏、関西圏、東海圏に住む20~69歳の男女10,116人を対象にインターネットにて行われたもの。
コロナ禍の影響で以前ほど盛り上がっていない印象がある「ハロウィーン」だが、2022年の行事参加予定は14.0%と、前年の参加実績(12.0%)と比べると、2.0pt上回る結果となった。今後、再び緊急事態宣言の発出等で行動制限がかからなければ、2021年を底に回復する可能性がありそうだと言う。参加予定率が最も高かったのは男女とも20代で、20代女性では20.7%、20代男性では20.4%が参加予定と回答している。
次に、2022年の「ハロウィーン」を誰と過ごしたいか聞いたところ、60.3%の「ハロウィーンを意識して過ごすつもりはない」以外は大きな差が見られなかった。1位は「家族・親族(小学生以上18歳以下の子連れ)」で8.2%、2位は「夫婦2人で」で8.1%、3位は「友人・知人」「家族・親族(未就学児連れ)」がともに7.3%だった。
また、今年の「ハロウィーン」の過ごし方の希望を聞いた。結果は、60.3%の「ハロウィーンを意識して過ごすつもりはない」以外で、1位は19.3%の「家で過ごしたい」、2位は11.1%の「ハロウィーンスイーツを食べたい」、3位は8.3%の「飲酒を楽しみたい」となった。
希望する「ハロウィーン」の過ごし方があった人(4,018人)に、新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けて選んだものを聞いた。「新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けていない」以外での結果は、1位は24.8%の「家で過ごしたい」で、2位は5.3%の「デリバリーやテイクアウトを楽しみたい」で、3位はともに5.1%の「外食を楽しみたい」「手作りの料理を食べたい」となった。
「家で過ごしたい」「デリバリーやテイクアウトを楽しみたい」は前年から回答割合が減少している一方、「外食を楽しみたい」は回答割合が増加して前年8位から5つ順位を上げていることがわかる。
「ハロウィーン」に肯定的な理由として、1位の「本来の意味と違っても日本風に楽しめば良い」が34.6%、2位の「子どものためのお祭りとして良い」が29.4%、3位の「経済効果がある」が27.6%となった。
前年4位であった「経済効果がある」は3位に返り咲く結果となった。性年代別では、20~40代男性で「たまにはめを外す機会として良い」の回答割合が高く、20~40代女性では「飾りつけなどが楽しい」の回答割合が高かった。
「ハロウィーン」に否定的な理由として、1位は「自分には関係がないように思う」で47.7%、2位は「何かと理由をつけて騒ぐのは良くない」で33.5%、3位は「新型コロナウイルス感染症の感染拡大につながりそう」で29.2%となった。
前年1位の「新型コロナウイルス感染症の感染拡大につながりそう」(前年49.5%)は20pt以上、回答割合が減少した。性年代別では、40~60代女性で「自分には関係がないように思う」の回答割合が高く、20・30代女性では「新型コロナウイルス感染症の感染拡大につながりそう」や「もう飽きた」の回答割合が他の性年代よりも高いことがわかった。