紀文食品はこのほど、47都道府県の"鍋"についてまとめた「紀文 鍋白書 2022」を発表した。その中から今回は、北海道・宮城・東京・愛知・大阪・広島県・福岡の主要7地域における「家庭の鍋料理調査2022」を紹介する。調査対象者は、主要7地域在住の20代〜50代以上の既婚女性1,400名(地域性年代均等割付)。調査期間は8月28日〜29日。
昨年の秋冬(主に令和3年9月〜令和4年2月)に食べた鍋料理について聞いたところ、「おでん」(66.3%)が、「すき焼き」(51.2%)や「キムチ鍋」(45.1%)を抑えて1位に。「おでん」が1位になるのは、なんと24年連続のこと。
同期間中におでんを作って食べた回数は、ひと月あたり平均で3.02回。年代が上がるに連れ多くなり、50代以上では3.41回に。また、おでんにしようと思うきっかけについて聞くと、「寒い時」(85.7%)がダントツに多く、次いで「体を 温めたい時」(42.7%)、「季節感を感じたい時」(37.2%)と、気候の変化に関連した項目が上位となった。
次に、好きなおでん種を教えてもらったところ、1位「大根」(60.9%)、2位「玉子」(53.6%)、3位「餅入り巾着」(47.4%)、4位「はんぺん」(45.2%)、5位「ちくわ」(40.3%)という結果に。年代別にみると、30代〜50代以上はいずれも1位「大根」、2位「玉子」となったが、20代では「大根」に続いて「餅入り巾着」が2位にランクイン。
エリア別では、7地域中5地域で1位「大根」、2位「玉子」となったものの、「はんぺん」が宮城県で1位、東京都で2位にランクインした。
また、おでんをどのようにして食卓に出しているのかを教えてもらったところ、「鍋ごと食卓に出す」(69.5%)が圧倒的多数に。次いで「鍋から一人分ずつ小分けにし、食卓に出す」(24.5%)、「鍋から大皿に移し、食卓に出す」(13.4%)と続いたほか、「大鍋から土鍋に移す」人や、「仕切りのついたおでん鍋で出す」という人も見受けられた。