JR東日本の「鉄道開業150年記念 都区内パス」「鉄道開業150年記念 休日おでかけパス」が10月14日に発売された。ともに鉄道開業150年を記念したオリジナル券面となり、路線図の新橋駅を「橋新」と記すなど、遊び心も感じられるデザインとなっている。

  • 「鉄道開業150年記念 都区内パス」(乗車券)の券面

  • 「鉄道開業150年記念 休日おでかけパス」(乗車券)の券面

「都区内パス」は東京23区内を走るJR線の快速・普通列車(普通車自由席)が1日乗降り自由となるきっぷで、発売額は大人760円・小児380円。「鉄道開業150年記念 都区内パス」も同額だが、発売箇所はフリーエリア内にあるJR東日本のおもな駅の指定席券売機のみ。11月24日までの販売となる。案内券2枚・乗車券1枚からなり、乗車券の券面には「鉄道開業150年」の文字に加え、路線図の新橋駅が「橋新」に。案内券の1枚目に、「地図上の『橋新』は新橋駅のことです」と説明があった。

案内券の2枚目は、今年10月14日に鉄道開業150年を迎えたこと、当初は新橋~横浜(現・桜木町)間の全長29kmで開業し、蒸気機関車が走っていたことなど書かれており、「蒸気機関車から電車へ。きっぷは紙からSuicaへ」「#次の150年はどんなだろう」との内容も。「■」「●」「@」を使った汽車のイラストとともに、「汽笛一声新橋を」で始まる鉄道唱歌の歌詞も紹介している。

  • 「鉄道開業150年記念 都区内パス」の案内券(2枚目)

「休日おでかけパス」は首都圏のJR線とりんかい線、東京モノレールをフリーエリアとし、フリーエリア内にて土休日の快速・普通列車(普通車自由席)が1日乗降り自由となるきっぷで、発売額は大人2,720円・小児1,360円。「鉄道開業150年記念 休日おでかけパス」も同額だが、発売箇所はフリーエリア内にあるJR東日本のおもな駅の指定席券売機のみ。11月24日までの販売(利用期間は10月14日から12月24日まで)となる。

案内券3枚・乗車券1枚からなり、乗車券の券面に「鉄道開業150年」の文字。路線図を見ると、「橋新」(新橋駅)に加え、横浜駅の下に「濱横」もあった。案内券の1枚目で、「地図上の『橋新』は新橋駅、『濱横』は桜木町駅(初代横浜駅は現在の桜木町駅に開業)のことです」と説明されている。案内券の3枚目に日本の鉄道に関する内容があり、新橋~横浜間の開業から「#150年後のいま」「7,401.7km(JR東日本管内 2022年4月現在)」とのこと。「■」を使って作った「150」とともに、鉄道唱歌は「汽笛一声新橋を」と「いはへ人々鉄道の」からの歌詞を紹介している。

  • 「鉄道開業150年記念 休日おでかけパス」の案内券(3枚目)

「鉄道開業150年記念 都区内パス」「鉄道開業150年記念 休日おでかけパス」では、「NewDays」アプリの利用者に向けた「おまけ」として、割引クーポンと「150年サンクスムービー」を用意した。サンクスムービーは「NewDays」アプリからアクセスできる専用ページで視聴可能。専用ページにて「鉄道開業150年記念 都区内パス」「鉄道開業150年記念 休日おでかけパス」の案内券に記載されたクーポンコードを入力すると、割引クーポンが後日配信される。