RCLは10月13日、社会心理学者を対象に実施した「浮気・不倫に対する日本人の捉え方の傾向」に関する調査の結果を発表した。同調査は9月21日~22日、社会心理学者298人を対象に、インターネットで実施した。

  • 日本人は有名人の浮気・不倫報道に対して海外よりも敏感に反応していると思いますか?敏感に反応するのは、日本人の社会心理と関係していると思いますか

日本人は有名人の浮気・不倫報道に対して海外よりも敏感に反応していると思うか聞くと、9割近くが「とてもそう思う」(46.6%)、「ややそう思う」(39.6%)と回答した。敏感に反応するのは日本人の社会心理と関係していると思うか尋ねると、こちらも9割近くが「大きく関係していると思う」(42.0%)、「ある程度関係していると思う」(45.5%)と答えている。

日本人が浮気・不倫報道に対して敏感に反応する理由として近しいものを尋ねたところ、「集団主義的傾向が強いため」(47.9%)が最も多く、「倫理観が高いため」(37.0%)、「公正世界信念が強いため」(34.6%)と続いた。

  • 日本人が浮気・不倫報道に対して敏感に反応する理由として近しいものはどれですか

具体的に浮気・不倫に対する日本人特有の捉え方について聞いてみると、「浮気・不倫が許容されにくい」「倫理観が高く、他人の浮気や不倫を強く意識している」「マスコミの過剰な報道や集団主義の国民性により、世論としてまとまってしまう」といった声が集まった。

浮気・不倫報道が大きく注目される人とされない人の違いは、日本人の社会心理と関係していると思うか尋ねたところ、8割以上が「大きく関係していると思う」(40.6%)、「ある程度関係していると思う」(45.6%)と答えた。

  • 浮気・不倫報道が大きく注目される人とされない人の違いは、日本人の社会心理と関係していると思いますか

具体的には「有名人や政治家は注目される」「知名度の違いに左右されると思う」「好感度が高いか低いかによる」「社会的に有名な人であるかどうかと、元々のイメージに左右される場合が多いと思う」などの声が寄せられている。

浮気・不倫が発覚した後の当事者(浮気・不倫をした側)の行動について、海外と比べて違いはあるか聞くと、8割が「大きな違いがある」(33.2%)、「若干の違いがある」(47.7%)と回答した。浮気・不倫をされた側の行動についても、8割以上が海外と比べ、「大きな違いがある」(35.7%)、「若干の違いがある」(48.1%)と答えている。

どのような差があるのか尋ねると、「日本は感情的だが、海外は金銭で解決している」「日本では、他人からどう思われるかを気にする」「海外は個人主義なので、あくまで個人のこととして捉えるが、日本は外野が騒ぎたてて、謝罪させる」といったコメントが寄せられた。

  • 浮気・不倫が発覚した後の当事者(浮気・不倫をした側)の行動、浮気・不倫をされた側の行動は海外と比べて違いはありますか

社会心理学的観点で見ると、日本は浮気・不倫に対して今後さらに厳しい目が向けられていくと思うか聞くと、8割以上が「とてもそう思う」(34.6%)、「ややそう思う」(47.3%)と回答している。