幸いにも日本国内でも新型コロナウイルスの感染拡大が落ち着く傾向にある。そして秋と言えば温泉シーズンだ。新型コロナが落ち着けば温泉へ行こうと計画する人も多くいることだろう。
筆者が何回も訪れているオススメ旅館の1つが「伊東園ホテル松川館」だ。今回は同館のフロア担当者の方から伺った情報を紹介したい。
伊東園ホテル松川館ということで、この旅館は伊東園が関東やその周辺を中心に展開するチェーン店の1つなのだが、他の旅館ホテルにはない多くのメリットがある。
松川館はJR伊東駅から徒歩10分程度
まず、松川館の所在地だが、松川館は静岡県伊東市にあり、JR伊東駅からアーケード街を歩いて10分程度のところにある。伊東観光で有名な松川遊歩道、東海館のすぐ近くだ。
松川館の魅力は何と言ってもその安さだ。1泊2食はバイキング形式だが、現在『じゃらん』によると1人8,998円となっている。早割や平日連泊などもあり、それらを利用するとさらに安く泊まるころができる。
今ではズワイガニ食べ放題プランもあり、それでも1万2,936円だ。しかも、松川館には露天風呂付き客室もあるが、それでもズワイガニ食べ放題プランと殆ど変わらない。そして、この旅館は1人でも宿泊でき、1人旅で利用する人も多い。
かつて高級旅館だった雰囲気が残る
2つ目は、松川館は他の伊東園ホテルと違い、昔は伊東大和館といって伊東ではけっこうな高級旅館だったことから、館内には古いが今でも高級旅館の雰囲気が残っている。
ロビーも趣があり、中庭には河津桜が植えられ、中庭の池には多くの鯉(黒いが)泳いでいる。100円で鯉の餌やりも可能だ。
館内は4つの温泉があり、岩風呂2つ、檜風呂が2つで100%源泉掛け流しだ。松川館には本館と別館があり、本館には檜風呂の「福寿の湯」が地下1階にあり、その他の風呂3つはすべて別館にある。
しかも面白いのが、本館と別館は地下通路でのみつながっており、その上を県道12号線が走っているのだ。
要は、松川館は県道12号線を挟むように立っている。地下通路は身長が180cm以上の人だと首を曲げて通らないといけない。元高級旅館だが激安で泊まれるのも松川館のメリットかもしれない。
飲み放題では伊豆の地酒もある
3つ目のポイントは、夕食だ。冒頭で述べたように、食事はバイキング形式だが、値段も値段なので決して「高級感あるバイキング」ではない。
ハンバーグやパスタ、唐揚げやシュウマイなどどこにでもありそうだが、実は刺身やお寿司もそれなりにある。また、別途金目鯛やアワビなども事前に注文でき、1,000円程度なので意外にお得かも知れない。
そして、最大のオススメはアルコールが飲み放題という点だ。アルコールはビールやワイン、サワーなのが飲み放題だけでなく、伊豆の地酒も飲み放題で、時期よって提供される地酒も違うようだが少なくとも3種類の地酒が飲み放題だ。夕食バイキングは1時間半という制限があるが、大人数で宴会をしたいという人には非常に魅力的だ。実際、そういう人を多く見かけた。
カラオケも無料
4つ目のポイントは、カラオケだ。通常の旅館・ホテルであれば、アルコールやカラオケの代金は別途チェックアウト時に支払うが、伊東園はアルコールだけでなくカラオケも無料なのだ。松川館には3つのカラオケボックスがあり、筆者も夕食バイキングで友人や家族たちと沢山飲んで酔っ払った状態でカラオケに突入したことが何回かある。
旅館ホテルのアルコールやカラオケは意外に高いイメージもあり、若い人などはついつい温泉を楽しみながらも値段を気にする人もいるだろうが、松川館はそんなことを気にせずに夜を楽しむことができる。
他にもポイントはあるが、高級感が残る旅館を激安で、しかもアルコール飲み放題カラオケ無料というのは他のホテル旅館では中々味わえないお得感といえるだろう。
なお、こういうメリットがあるので松川館は非常に人気で、平日でも多くの人が利用している。よって前もって計画し、早めの予約をおすすめしたい。
●information
伊東園ホテル松川館
静岡県伊東市寿町1-1