総入れ歯専門歯科の医療法人中道会 パリムデンタルクリニックはこのほど、2冊目となる書籍『入れ歯専門医が教える「あえて残さない」歯の健康生活』(1,650円/河出書房新社)を発売した。
著者は、パリムデンタルクリニック院長、医療法人中道会理事長を務める大前太美雄氏。マウスピースによる1,000人以上の咬み合わせ矯正(顎の矯正)をおこない、さまざまな「咬み合わせ」を原因とする歯や体の不調和といった問題を解消してきたという。
本書では『歯は残さなくても健康になれる』その理由や、『歯科治療において最も重要なこと』を知ってもらうことを目的とし、そもそもなぜ歯を失ってしまうのか、本当の歯科治療とは? 根本的に治すには? といった部分まで解説。
著者は「『自分の歯を残そう』といった運動や、書籍を見かけることが多くなっている。“自分の歯を残したい”“抜きたくない”と思うことは当然のことだが、その考えに執着することで、歯に振り回されながら苦しい日々を送り、仕事や人間関係に影響を及ぼしてしまう人も多い」とコメント。
本書を読むことで「自分のお口のことを考えること」「自分に合った歯科医院を選ぶこと」「お口のトラブルを改善する方法を身につけること」などができるようになるという。
できるだけ自分の歯を長く保ちたい、虫歯治療を繰り返している、どんどん歯を失っている、といった人たちの口の健康を考えるためには、まず【咬み合わせ】を正しく知る必要があるとのこと。
著者は「口の問題のほとんどは咬み合わせに原因があるが、【咬み合わせ】は歯科医師でも本来の意味を見落としていたり、ネットでも正しい説明が書かれていなかったり、『本当の意味での咬み合わせ』を知っている人は非常に少ない」と指摘。
この現状に警鐘を鳴らすため、そして本来の歯科治療である【咬み合わせ】を正しく広めるため、最も知ってもらいたいということに絞り、できるだけ「専門用語」に頼らず書き上げた1冊に仕上げているという。