スズキは10月4日から9日までドイツ・ケルンで開催された二輪車の国際見本市「インターモト」において、ラグジュアリースクーターの新型「バーグマンストリート125EX」を世界初公開し、同時に新型「アドレス125」「アヴェニス125」を出展した。通勤や通学など日常で使いやすい小型スクーターの新型3モデルは2023年春から欧州で順次発売する。
静かに始動するエンジンを初採用
新型「バーグマンストリート125EX」は、毎日の走りにワンランク上の装備を求めるライダー向けの上質な小型スクーター。ボディは細部までこだわりの詰まった高級感のあるデザインとし、前後灯火類には視認性のいいLEDランプを採用している。
エンジンはパワフルな加速力と環境性能を両立させた従来のスズキ・エコ・パフォーマンス(SEP)に、停止時にエンジンを自動で止めるアイドリングストップシステムおよびエンジンを静かに始動させるサイレントスターターシステムを組み込んだSEP-αを同社として初めて採用した。
また、フル液晶ディスプレイや巡行時に足を前に出せるフットボードを設けたほか、左右の足元付近を絞り込んで足つき性を高めたカットフロアボードを採用し、日常での使いやすさと高い快適性を実現。さらに、純正アクセサリーとして27Lの大容量トップケースや寒い日に手を温めるグリップヒーターなどを用意した。
新型「アドレス125」はインド国内で「アクセス125」として2019年12月より販売している最量販車の欧州モデル。ボディは街になじむクラシックなデザインとし、ヘッドランプとポジションランプには視認性のいいLEDを採用した。
また、フラットで広々とした足元スペースと広く座り心地のいいシートにより、快適なライディングポジションを実現。さらに、盗難を抑止するシャッター付きキーシリンダーを採用したほか、シート下トランクスペース、左フロントインナーラック、USBソケットなど、使い勝手のいい装備を充実している。
新型「アヴェニス125」はインド国内で2022年1月より販売しているスポーティースクーター。流麗かつダイナミックなスタイリングに、ボディマウントしたLEDヘッドランプや2灯式のLEDリヤコンビネーションランプ、停車時にリヤタイヤをロックするリヤブレーキロック、フル液晶ディスプレイなどを装備している。
また、軽量な車体とSEPエンジンにより、きびきびとした走りを実現。新型「アヴェニス125」専用の赤ステッチ入りツートンカラーのシートは、滑りにくさと足つきのよさを両立している。その他、新型「アドレス125」同様のシャッター付きキーシリンダーやUSBソケットのほか、ふた付きの左フロントインナーボックスなど、使い勝手のいい装備を充実している。