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【この記事のエキスパート】
家電製品総合アドバイザー:福田 満雄

家電製品総合アドバイザー:福田 満雄

iPhone3GSの時代からスマートフォンを愛用している、ガジェット愛あふれるライター。
複数のメディアで家電製品の記事を担当、シンプルでわかりやすい文章がモットー。
冷蔵庫からオーディオ、パソコンまで、幅広く知識を問われる家電製品総合アドバイザー試験に一発合格。
最新機種が好きなのはもちろん、過去の名機を安価に楽しむのも好き。


車を運転する際、スマホの地図アプリを使う人が増えています。そんな人たちにおすすめなのが、カーナビ機能のないディスプレイオーディオ。この記事では、ワイヤレス・地デジ対応、タブレットにもなるモデルなど、ユーザー・エキスパート・編集部が選ぶおすすめのモデルをご紹介します。

ディスプレイオーディオについて

外観はAV一体式カーナビと似ていますが、ディスプレイオーディオにはカーナビ機能がありません。スマホと連携させることによってカーナビ機能を利用したり、スマホアプリをディスプレイに表示できます。

また、内蔵している機能は、音楽や動画の再生機能、情報表示ディスプレイなどになり、定期的に行う必要がある(都度お金がかかる場合も)カーナビ機能の更新がないため、通常のAV一体式カーナビより価格も安い傾向です。

なお、スマホの地図をカーナビとして利用している方がいますが、画面サイズが小さく、運転しながら操作するのは危険です。ディスプレイオーディオなら大きな画面で見やすいですし、スマホと連携して音楽や映像を楽しめます。

純正ナビから交換するには、互換性があるか

実装されているカーナビをディスプレイオーディオと入れ替えるときの注意ポイントは、機能の互換性があるかどうかです。とくに社外品のディスプレイオーディオと交換すると、元の機能が使えなくなる可能性もあります。

純正のカーナビでバックカメラと連動している場合、交換によって機能が正常に使えなくなることもあるので、事前に互換性を確認しましょう。

選び方の概要をチェック

ディスプレイオーディオは製品によって、搭載する機能がさまざま。上の図を参考に、自分が使いやすいタイプをチェックしてみてくださいね。

ディスプレイオーディオのタイプ

出典:Amazon

ディスプレイオーディオはいろいろな製品が発売されていますが、2つのタイプに分かれています。「スマホ連携タイプ」と「OS搭載タイプ」の2種類ですが、選ぶ前にどちらのタイプが自分に合っているか確認が必要です。

2つのタイプの特徴を説明しますので、参考にしてください。

スマホと連携するタイプ

出典:Amazon

スマホ連携タイプのディスプレイオーディオは、いつも使用しているスマホと連携させることができ、スマホアプリを画面に表示できます。スマホと画面を共有できるため、ディスプレイからスマホアプリを操作できて便利です。

iPhoneなどのiOSには「Apple Carplay」対応のディスプレイオーディオを選びます。Androidスマホには「Android Auto」対応の製品が適しています。

OS搭載するタイプ

出典:Amazon

OS搭載タイプは、ディスプレイオーディオ本体にスマホアプリがインストールできるので、スマホと連携させる必要もなく、ディスプレイ単体でアプリを利用できます。自宅でダウンロードした音楽や動画を車内で気軽に楽しめるのが特徴。

なお、OS搭載タイプのディスプレイオーディオはAndroidOSを搭載しており、ほとんどのAndroidアプリが利用できます。Androidスマホを使っている方に適したタイプです。

ディスプレイオーディオの選び方

実際にディスプレイオーディオを購入するとき、迷わず選べるように事前のチェックポイントについて説明します。

【1】対応するアプリをチェック
【2】取り付けサイズをチェック
【3】再生デバイスで選ぶ
【4】接続方法をチェック
【5】テレビ視聴できるかチェック

上記のポイントを押さえることで、より欲しい商品をみつけることができます。一つひとつ解説していきます。

【1】対応するアプリをチェック

ディスプレイオーディオはスマホアプリが使えるのも魅力ですが、AndroidスマホとiPhoneでは使えるアプリが異なります。ディスプレイオーディオを選ぶ前に自分がスマホで利用しているアプリに対応しているかどうかをチェックしてください。

iPhoneを連携するCarPlay

出典:Amazon

iPhoneを使っている方は、ディスプレイオーディオと連携するスマホアプリApple CarPlay(アップル カープレイ)に対応している製品を選んでください。

音声アシスタント機能のSiri(シリ)が利用できるので、運転中で手が離せないときに便利です。地図アプリの操作をはじめ、音楽再生、音声通話、LINEなどのメッセージ送受信もできます。

Androidスマホに対応するAndroid Auto

出典:楽天市場

Androidスマホを使っている方は、Android Autoに対応している製品かどうかのチェックが必要です。Android AutoはAndroidスマホのアプリで、Androidユーザーがふだん使用しているアプリと連携できることが多いです。

カーナビ機能はもちろん、Amazon MusicやSpotify(スポティファイ)などの音楽再生アプリなども使えます。Googleアシスタンスの音声操作も利用可能です。

【2】取り付けサイズをチェック

せっかく選んだディスプレイオーディオもサイズが合わないと取り付けできません。事前に取り付けサイズをチェックする必要があります。

カーナビと同じくディスプレイオーディオも取り付けサイズが「1DIN用」と「2DIN用」の2種類あり、自分の車に合ったサイズを選んでください。

1DIN用は縦50mm、2DIN用は縦100mmで2倍のサイズになります。

【3】再生デバイスで選ぶ

出典:Amazon

ディスプレイオーディオは再生できるデバイスが多いほど楽しさも増えます。選ぶときは再生できるデバイスをチェックしてください。

チェックするポイントは外部端子を搭載しているかどうかです。外部端子があればCDやDVDプレーヤーなどを接続して音楽や映像を楽しめますし、ゲームなどをディスプレイに表示して遊べます。

【4】接続方法をチェック

ディスプレイオーディオとスマホの接続にはいろいろな方法があります。おもなものはBluetooth、Wi-Fi、USB接続です。ワイヤレス接続と有線接続がありますが、それぞれの特徴について説明します。

通信が安定しやすい有線接続

有線接続は、USBケーブルなどでディスプレイオーディオとスマホを接続させます。有線接続のメリットは、通信状態がつねに安定していること。ただしケーブル配線が運転の邪魔になったり、目障りになったりするといったデメリットもあります。

HDMIなどの外部入力に対応していれば、スマホで使用中のアプリがミラーリングでき、スマホのいろいろな動画も楽しめます。

自動でかんたん接続できるワイヤレス

出典:Amazon

BluetoothやWi-Fiなどのワイヤレス接続は配線がないので車内もゴチャゴチャしません。自動で手軽に接続できるのがメリットです。とくにBluetoothはスマホに保存した音楽の再生や、ハンズフリーの通話に適しています。

Wi-Fi接続は、カーナビアプリのアップデートやお気に入りのWebコンテンツを楽しむのに便利です。ケーブルがわずらわしい方はワイヤレス接続を選んでください。

【5】テレビ視聴できるかチェック

出典:楽天市場

運転者は見られませんが、同乗者にとってはテレビ視聴できるのはうれしいものです。ディスプレイオーディオには地デジチューナーを搭載したモデルがあり、車内で地上デジタル放送が視聴できます。

HDMI出力で後部座席のモニターにつなげれば、後部座席の同乗者もテレビ視聴が可能です。長距離ドライブをする方は、地デジチューナー搭載かどうかもチェックしましょう。

家電製品総合アドバイザーがアドバイス

【エキスパートのコメント】

まずは販売開始年月日が新しいものを選ぶべき

ディスプレイオーディオが誕生してから歴史はそれほど長くありません。新しい機種は機能がどんどん進化していきます。たしかに発売年が新しくないモデルは価格のメリットがあります。

しかし、長く使うつもりなら、できるだけ新しい機種を選びましょう。また、バックカメラの接続可否とカメラの価格は要チェックです。

ディスプレイオーディオ主要メーカーの特徴

出典:Amazon

ディスプレイオーディオを選ぶときに、メーカーで選ぶのもひとつの方法です。おもな3つのメーカーとその特徴について説明します。

パイオニア(カロッツェリア)

出典:Amazon

パイオニアのカロッツェリアはカーナビのブランドとして有名ですが、ディスプレイオーディオのブランドとしても知られています。パイオニアのディスプレイオーディオは多機能が特徴です。

デバイスもiPhoneやAndroidなどに対応しており、高い人気を誇っています。長年、車載用機器を開発してきた揺るぎない実績と期待感を抱かせるのがカロッツェリアブランドです。

アルパイン

出典:Amazon

アルパインはカーナビをはじめ、ドライブレコーダー、カーオーディオなど車内で快適に過ごせる製品を開発してきたメーカーです。ディスプレイオーディオは大型モニターのモデルが充実しています。

「フローティングBIG DA」シリーズは11型や9型など大画面ディスプレイが人気を集め、日刊自動車新聞「用品大賞2022」でカーAV部門賞を受賞しています。

ケンウッド

出典:Amazon

ケンウッドは2008年に日本ビクターと経営統合して「JVCケンウッド」になりました。ケンウッドブランドのディスプレイオーディオには、日本ビクターのオーディオへのこだわりが反映され、高音質が特徴です。

高音質コーデックAACに対応した製品もあり、スマホの音楽を良質のサウンドで楽しみたい方に人気があります。

選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)