俳優の飯田基祐が、大地真央主演の東海テレビ・フジテレビ系ドラマ『最高のオバハン中島ハルコ』(毎週土曜23:40~)で自身が演じる土岐正和という役について、また、新レギュラーから見た“ハルコの世界”や大地真央との岐阜エピソードなどについて語った。
――オファーされた時の第一印象は?
第1弾の放送で“大地真央さんが合田雅吏さんと蕨野友也さんを両脇に従え成敗するシーン”を見た時に「何なんだ!? このドラマは!」と衝撃を受けました。「こういうドラマに出られたら楽しいだろうな」と、ずっと思っていたのでオファーが来た時、本当に嬉しかったです!
――台本を読んだ感想は?
読んだ時点では、そのハチャメチャさに「そんな馬鹿な!」と感じたストーリーも、実際に大地さんが演じると、品の良さとキャラクターで、すんなり受け入れられてしまう。そういったことを分かって書かれている台本なのだ、と現場に入ってからしみじみ思いましたね。
――実際“ハルコの世界”に入られた感想は?
前作から続くレギュラー陣の役割分担がハッキリしていたので、すんなりとその世界に入ることができました。スタッフの方々も含め、温かく迎え入れてくださり、感謝しております!
――土岐正和とは、どのような役?
土岐は刀鍛冶の家柄で、地場産業として代々続く土岐刃物という会社の社長。時代の流れと共に消えて行く伝統文化に心を痛めていて、そういうツレがいると「少しでも守ることができたら!」とハルコさんに何かと助けを乞います。 自身の会社も長引く不況にあえいでいた時、ハルコさんに何度も助けられた過去があるため、ハルコさんに心酔しているんです。
――主演の大地真央さん、助演の松本まりかさんとの共演については、いかがですか?
お2人とも初共演です。大地さんは想像していた何百倍もお綺麗で、本番中なのに何度も見とれてしまいました。そして、松本さんのかわいらしい脱力感は、ご一緒していると平和な気持ちになれました。そんなお2人の演技を見ていると「最高のキャスティングだ!」と思わずにはいられませんでしたね。
――岐阜の思い出&岐阜ロケでのエピソードを教えてください。
実は私の父が岐阜出身で、子どもの頃は夏休みによく鵜飼いを見に連れて来てもらっていました。明日放送の第2話は、鵜飼いがテーマで、“ハルコさんや土岐たちが舌鼓を打つ料亭のシーン”として登場するロケ地が、まさに子どもの頃に泊まった宿だったので、あまりの偶然にビックリ! 「思い出の場所で仕事ができるなんて!」と嬉しかったですね。 少し時間があったので、近くにあった父の実家に行ってみたのですが、今は駐車場になっていて、そこから見上げた岐阜城は、見覚えのある景色のようで、しばし郷愁に浸ってしまいました。
岐阜での一番のエピソードは、第1話で“土岐がハルコさんに助けてもらった過去を回想するシーン”での撮影時。長良川に佇む大地さんのお姿が感涙しそうなほどお美しく……私は一生忘れることはないでしょう。ご一緒できた私は本当に幸せ者でございます!
――視聴者の皆さんへ、メッセージをお願いします。
何かとストレスを抱えることの多い今の世の中、ハルコさんの表裏のないズバッとした物言いが、皆さんを痛快な気分にさせてくれること間違いなし!『最高のオバハン中島ハルコ』を見て、スッキリした気分で最高の日曜日をお迎えください!