ヤフー(Yahoo! JAPAN)とアスクルは10月14日、日用品ショッピングサイト「LOHACO」で、8月28日〜10月9日に実施していた「おトク指定便」の実証実験が好評だったことから、10月15日より対象日を毎週日曜日から「5のつく日」に変更し、継続して実施すると発表した。
おトク指定便は、標準より遅いお届け日を指定することで、ユーザーにPayPayポイントが付与されるというもの。
実証実験の目的は、特定日の荷物量増加に伴う物流(出荷・配送)負荷を分散させることで、物流の安定確保や効率化といった物流業界におけるサステナブルな活動を実現すること。
注文が集中する毎週日曜日を対象に、8月28日から10月9日まで実施した結果、全体の注文者のうち51%のユーザーが利用しており、付与ポイントが最大30円時で54%、最大20円/15円時でも48%と、金額にかかわらず約半数のユーザーに利用されていたという。
ユーザーの属性は30~60代の女性が多く、コスメや食品(缶詰、スープ)など、すぐ届く必要のないものが期間中に売れる傾向であったという。一方、ベビー・キッズ関連商品、日用品などすぐに必要になるものは、最短到着日指定の配送利用が多く、商材によってニーズが分かれた。
物流の観点においても、届け日を分散することで、狙いとしていた出荷の平準化を達成でき、ユーザーも満足し、ストア・物流の課題も緩和できる双方にとって良い取り組みになったということだ。
引き続き実施する実証実験では、10月15日~終了日未定の「5のつく日」の注文が対象となる。注文条件は、LOHACO PayPayモール店が税込3,850円以上/1注文、LOHACO by ASKUL(LOHACO本店)は税込3,300円以上/1注文(送料・手数料は含まず)。
付与ポイントは、届け希望日欄にて選択した日程に表示されている付与ポイント数を確認のこと。付与日は注文日の翌月第1週目を予定。