京都鉄道博物館は、鉄道開業150年を記念し、岡山地区で運用中の「湘南色」115系を11月3~6日に特別展示すると発表した。JR西日本の営業路線とつながった引込線を活用し、本館1階「車両のしくみ/車両工場」エリアに展示する。
岡山地区で活躍する115系は2009年以降、大半の編成において黄色の単色塗装に変更されたが、115系300番代(3両編成)の2編成のみ、「湘南色」と呼ばれるオレンジ色と緑色のツートンカラーで運行されている。座席の配列も1976(昭和51)年に新製された当時の115系の姿を残しているという。
11月3~6日の特別展示では、「湘南色」をまとった115系1編成が京都鉄道博物館に。同館では10月8日から、鉄道車両をキーワードに、車両の色などにも注目した「鉄道いろいろいろは展 ~150年の歴史を彩った鉄道のあゆみ~」も開催(本館2階の企画展示室にて、2023年2月12日まで開催)しており、「あわせてお楽しみ下さい」とのこと。なお、「湘南色」115系は営業線を運転しての搬入となるため、輸送上の都合等で展示を中止する場合がある。