ジェイアール西日本フードサービスネットは10月14日から、日本鉄道構内営業中央会会員の一部駅弁業者9社が製造する鉄道開業150年を記念した駅弁を、京都駅・新大阪駅・大阪駅・新神戸駅の11店舗で販売する。
「復刻」をテーマに販売する駅弁は、鉄道初期の掛け紙や商品内容を再現している。
「むかしの驛辨當」 (製造元:淡路屋)は、昔懐かしい掛け紙を用いた幕の内弁当。焼き物、蒲鉾、玉子焼きの幕の内弁当定番のおかずに加え、タコ旨煮や牛肉煮など、地域の名物料理を盛り付けた。価格は920円。
「鉄道開業150年記念 鯛めし二段幕の内辨當」 (製造元:まねき食品)は、幕の内弁当の元祖とされている弁当。元祖幕の内と同じ二段タイプで、「おめでたい」をかけて瀬戸内真鯛を使用した鯛めしを使用している。掛け紙には鉄道開業150年を記念した蒸気機関車をデザインした。価格は1,500円。
「今昔近江牛すき焼き弁当 」(製造元:南洋軒)は、滋賀のブランド牛「近江牛」を昔ながらの容器や掛け紙でシンプルに仕上げた弁当。近江牛、日の菜漬けなど郷土料理(食材)が入っている。価格は1,200円。
「かに寿し」 (製造元:アベ鳥取堂)は、昭和27年の新発売時のかに寿しの内容と掛け紙を再現した弁当。価格は1,480円。
「復刻版 八戸小唄寿司」 (製造元:吉田屋)は、伝統駅弁「八戸小唄寿司」を懐かしいパッケージで復刻したもの。東北本線開業時の八戸(尻内)駅近郊を運行していた汽車カードを添付した。価格は1,380円。
「鉄道開業150年記念 九州巡り旅弁当」(製造元:松栄軒)は、九州7県の食材を盛り付けた弁当。7県をイメージした食材を食することで九州を満喫できる内容となっている。昭和初期の掛け紙を使用した。価格は1,580円。
「越前かにめし(1978年復刻パッケージ)」 (製造元:番匠本店)は、1978年国鉄「いい日旅立ち」キャンペーン時の越前かにめしのパッケージを再現した。価格は1,380円。
「復刻駅弁 元祖鯛鮨」 (製造元:塩荘)は、3代目の時代に考案された若狭湾や近海で獲れる「蓮子鯛」を使用した押し寿司を復刻したもの。価格は1,200円。京都駅(旅弁当駅弁にぎわい京都)、新大阪駅(旅弁当駅弁にぎわい、旅弁当駅弁にぎわいアルデ)で販売する。
「鉄道開業150年記念弁当 岡山づくし」(製造元:三好野本店)は、地元の黄ニラを添えた穴子めし、岡山の黒毛和牛「千屋牛」から「きびだんご」まで入った岡山の食文化や食の魅力が楽しめる弁当。掛け紙は、昔使用していたものを復刻している。価格は1,580円。
各社の記念駅弁には、歌川広重(3代)が鉄道開業前夜を想像で描いた錦絵「横浜海上蒸気車鉄道之図」をデザインしたミニクリアファイルを付けた。数量限定のため、なくなり次第終了する。