毎日使っているクッションファンデのパフ。洗い方がわからず、そのまま使い続けていませんか?
綺麗なパフを使うことは、ベースメイクの仕上がりを良くするだけでなく、肌状態のキープにも大きく関わっています。今回はパフの正しい洗い方や交換の目安、なぜパフを洗う必要があるのかを解説していきます。
洗い方はとても簡単なので、マスターして毎日清潔なパフでメイクしましょう!
クッションファンデのパフは毎回洗うのが理想的
一度使用したパフは、その都度洗って清潔を保ちましょう。 顔に残ったスキンケア、皮脂やファンデーションがつくと、パフは不衛生な状態になります。 また、使用済みのパフでメイクすると、せっかくのベースメイクがムラになってしまうことも。 不要な油分やファンデーションによって、メイクの密着を妨げてしまうのです。
しかし毎日パフを洗うのは面倒、時間がないという方も多いのではないでしょうか。 そんなときはパフの使用面を変えながらメイクしましょう。 パフの面の半分にファンデーションを取ってメイクすれば、翌日は使っていない反対側が綺麗な状態で使用できます。 表裏で同じ素材のパフであれば、指を通すリボンをひっくり返すと裏面も活用できますよ。 こうすると1枚のパフでも合計4回綺麗な面が使用できるので、1回で洗う必要がありません。
4回使ったあとはしっかり汚れを落としましょう。
ファンデを買うときは洗い替えパフもセットで!
新しくファンデーションを購入するときは、洗い替えのパフも一緒に購入しましょう。 通常ファンデーションには付属のパフが1個ついています。 しかしパフが1個しかないと、洗ったあとに乾かす時間が取れなかったり、ついつい洗うのを後回しにしたりしてしまいます。
予備のパフがあればすぐに洗えない日でも、汚れたパフを使用する必要はありません。 ファンデーションについているもの以外に2~3個用意しておくと、休日にまとめ洗いができるので便利です。
なぜクッションファンデのパフは毎回洗わないといけないの?
使用後のパフには皮脂や細菌、メイクの成分が付着しています。 これらが合わさるとパフの中で細菌が増殖し、目に見えないカビや雑菌だらけに。 洗っていないパフでメイクをするのは、たくさんの菌を顔に塗るのと同じことなのです。
通常、人の肌には数十種類の菌がいます。 善玉菌、日和見菌、悪玉菌など、肌にとって良い働き、悪い働きの菌がバランスを保っているのです。 しかし雑菌のついたパフでメイクすることは、このバランスを崩してしまう原因に。 悪玉菌が増えたり働きが活発になったりして、肌荒れを起こしやすくなるのです。
また、クッションファンデはコンパクト式なので、ファンデーションに直接パフをつける形状です。 そのためパフだけでなく、ファンデーション本体にも雑菌が移ってしまいます。 クッションファンデの品質を保つためにも、いつでもパフは清潔にしておきましょう。
クッションファンデのパフの正しい洗い方で汚れをスッキリ!
普段クッションファンデのパフを、どのように洗っていますか? 洗い方によってはパフの質感を損ねてしまうことがあります。 丁寧な洗い方をマスターし、パフの肌当たりをキープしましょう。
洗剤をつけてもみ込む
まずは乾いたパフに10円玉程度の洗剤をつけ、もみ込んでいきます。 やわらかな質感をキープするために、指の腹を使ってやさしくおこなうのがポイントです。 このとき全体を握るようにシワを作ってしまうと、パフの形が崩れやすくなります。 指で押しながら浸透させるイメージで、洗剤を中に入れ込みましょう。 押したときにファンデーションの色をした洗剤が出てきたら、汚れとなじんだ合図です。
水をつけてもみ込む
汚れに洗剤がなじんだら、少し水を含ませてさらにもみ込み、汚れや洗剤を落としやすくします。 パフが汚れているのは表面だけではありません。 水を加えると洗剤が内側に広がり、パフ内の汚れもしっかり浮かせてくれます。 ここでもパフ表面を擦ったり爪で引っかいたりせずに、指の腹でやさしくもみ込みましょう。 洗剤と水が混ざってファンデーションの色がついた泡が出てきたら、洗い流しの合図です。
洗剤をしっかり流す
洗剤で汚れを浮かせたら、丁寧に洗い流していきます。 すすぎは冷たい水や熱湯ではなく、ぬるま湯を使用しましょう。 水では油分は流しにくく、熱湯はパフの質感を変える可能性があります。
ぬるま湯をかけながら、パフを両手のひらで挟むように圧をかけましょう。 パフは押されたときに中の水が流れ出て、戻るときに水を吸い込む性質があります。 この性質を利用すると、すすぎの作業がスムーズに。 押したときに泡が出なくなるまで繰り返し流しましょう。
陰干しする
洗剤を流したパフはタオルやキッチンペーパーで挟み、中の水分を押し出します。 水分が取れたら室内の日陰になる場所で乾燥させましょう。
パフが1つの場合は、ペットボトルやスキンケアのキャップ部分に引っ掛けておきます。 複数ある場合は立たせたパフ同士で漢字の「人」を作るように、支えあわせて乾かしましょう。 寝かせて干すと乾燥に時間がかかるため、立たせるか引っ掛けて干すのがおすすめです。
パフの素材や季節によりますが、1~1日半程度できちんと乾燥します。
水や洗剤の残りに注意
パフを洗う際に注意しておきたいのが、水分や洗剤の残りです。 洗剤が残ったパフを使用すると、肌刺激になりトラブルの原因に。 水分が多く残ったパフは乾くのに時間がかかり、乾燥するまでの間に雑菌が増殖しやすくなります。
汚れを落とすことはもちろんですが、すすぎと脱水を丁寧におこなうことが、パフ洗いの大きなポイントとなります。
クッションファンデのパフを洗うのにおすすめな洗剤
クッションファンデのパフを洗うには、どのような洗剤が適しているのでしょうか? 油を含んだメイク汚れも落としやすいのは、専用のスポンジクリーナーや食器用洗剤です。 どちらもドラッグストアで手軽に購入できますが、それぞれに違ったメリットがあります。 ふたつの違いを見ていきましょう。
スポンジクリーナー
スポンジクリーナーはメイクスポンジ専用に作られているため、パフ洗いにもおすすめの洗剤です。 コスメブランドや100円ショップ、ドラッグストアのプライベートブランドからも販売されています。
スポンジクリーナーを使用するメリットは、メイクの汚れをしっかり落とし、パフの風合いを損ねず長持ちさせてくれる点です。 乾いたあとに香りが残らないものが多く、香りつきのコスメを使用する際もストレスがありません。 質感が水っぽく、パフに浸透しやすく流しやすい製品もあります。
食器用洗剤
食器用洗剤でパフを洗うメリットは、コスパの良さと手軽さがあります。 自宅に常備されていて、大容量でも購入しやすい価格です。 香りや手荒れ防止など、お好みの洗剤が選べるのも魅力の一つ。 油汚れに特化した洗剤なので、油分を含んだメイク汚れも落としやすくなっています。
ただし、パフの洗浄用に作られていないため、使い続けるとパフによっては質感が変わってしまうことも。 買い替えやすい価格のパフや、スポンジクリーナーがないときの代用として使用するのがおすすめです。
クッションファンデのパフはいつ交換すればいい?
パフの質感はメイクの仕上がりに大きく影響します。 メイク前にはパフの状態をチェックし、古くなったら新しいものに交換しましょう。 替え時の目安をご紹介するので、今使っているパフをチェックしてみてくださいね。
- 表面がポロポロと崩れる
- 汚れが落ちなくなってきた
- 形が崩れている
- 硬くなっている
- 亀裂が入っている
パフの表面を軽く擦ったとき、ポロポロと小さなクズが出る場合は交換のタイミングです。 この他にも亀裂や変形があるパフは、ファンデーションの仕上がりが悪くなってしまうので、使用を控えましょう。 何度も洗っているうちに汚れが落ちなくなったり、パフが硬くなったりすることがあります。 これらも肌当たりや衛生面を考慮して、新しいものに替える目安にしてくださいね。
クッションファンデのパフを清潔に保とう!
今回はクッションファンデのパフの洗い方について解説しました。 記事の内容を振り返ってみましょう。
- パフは毎日綺麗な面を使う
- ファンデーションと一緒に洗い替えのパフを買う
- スポンジクリーナーや食器用洗剤で洗う
- 水と洗剤の残りに注意する
- パフの質感が変わったら替え時
メイクというとコスメの質が注目されがちですが、パフのお手入れはメイクの仕上がりと肌トラブル防止に大きく関わっています。見落としやすい部分だからこそ、スキンケアを変えても肌荒れが治らない!という方は、ぜひ一度パフの汚れに注目してみてください。 思いがけないところに肌トラブルの原因があるかもしれません。
今回は正しいパフの洗い方を解説いたしました。 この記事を参考に、毎日清潔なパフでメイクを楽しんでくださいね。