月刊総務は10月11日、「オンボーディング」に関する調査結果を発表した。調査は9月8~21日、『月刊総務』読者、「月刊総務オンライン」メルマガ登録者ほか117人を対象にインターネットで行われた。
調査結果は以下の通り。「どんなオンボーディング施策を実施していますか」と聞くと、「入社時の研修」(82.9%)、「OJT」(73.5%)、「フォローアップ研修」(59.0%)が上位だった。また、入社前研修は「新卒採用ありの企業」(40.2%)、「中途採用ありの企業」(31.7%)と、新卒と中途で差があった。
そして「新卒入社者の定着率」を尋ねると、オンボーディングが充実している企業は「とても高い」と「やや高い」が合わせて63.4%、充実していない企業は50.0%の差が出る結果となっている。
また「中途入社者の定着率」を聞いたところ、オンボーディングが充実している企業は「とても高い」と「やや高い」が合わせて78.6%、充実していない企業は56.6%と、より違いがあった。
次に「オンボーディングの課題」を聞くと、「実施するためのスキルやノウハウがない」(59.6%)、「何をすればよいか分からない」(39.5%)、「取り組むための時間がない」(37.7%)、「現場の協力を得られない」(24.6%)、「取り組むための予算がない」(20.2%)となっている。