ジンジブは10月11日、高校生対象の「働く」に関するアンケート結果を発表した。調査は9月15日~25日、運営する高校生向け就職ナビアプリ「ジョブドラフトNavi」の会員登録者である高校1~3年生の240人を対象に行われた。
今回のテーマは、10月16日の「ボスの日」にちなみ、現役高校生が選ぶ「理想の上司」について、「有名人部門」「アニメ・ゲームキャラ部門」「タイプ部門」「上司にかけられたい言葉部門」のアンケートを行った。
「理想の上司ランキング・アニメ・ゲームキャラ部門」では、『ドラゴンボール』の「フリーザ」が2位と倍の差をつけて1位に。理由は「悪いキャラで描かれているが、部下に対しての丁寧な言葉や気遣いがちゃんとできるから」「しっかりと褒めるところは褒めるから」など、アニメ上で登場する部下キャラへの丁寧な接し方や成果に対しての適正な報酬などが評価され、敵役ながら1位に輝いた。
2位の『ドラえもん』は「何でもできるから」「本当に困っている時に助けてくれると思うから」とピンチの時に助けてくれるところが支持され選ばれた。
3位の『呪術廻戦』の「五条悟」は「仕事が楽しくなることを教えるのがうまそう」「生徒を本当に大切にしているから」と面白さと生徒へ親身になる一面が支持された。
「理想の上司ランキング・有名人部門」1位は「明石家さんま」。理由としては「説得力のある言葉でみんなの士気をあげてくれそう」「笑顔が素敵で仕事に熱く相談にものってくれそう」といった声があげられた。中でも、「おちゃらけてる感じだけどしっかり部下のことを見てくれていそう」と、楽しいことと真剣なことのメリハリがあり信頼できるという意見が多くあった。
2位は、「橋本環奈」「櫻井翔」「ムロツヨシ」「HIKAKIN」が同率でランクイン。
「橋本環奈」は「可愛いは世界を救う」など、可愛い人に上司になってほしいという声が多数。「櫻井翔」は「旅行に行く際にきちんと計画を立てるという話を聞いて、どんな時でもしっかりされている方だなと思った」や「ニュースキャスターなどの幅広い活躍」という声があり有能さが支持を集めたようだ。
「ムロツヨシ」は「場を盛り上げてくれそう」「一緒に仕事していて楽しそうで、しっかりするとこはしっかりしてそう」などムードメーカーとしての支持、「HIKAKIN」は「優しく行動力がある」「人生の経験を教えてくれそう」などの声があった。
一緒に働きたい上司タイプランキングには、1位「相談にのってくれる人」2位の「周りから信頼されている人」に7割の票が集まった。3位は「よく褒めてくれる人」に票が集まる結果となった。
一方で票が4割を割ったのが、「ご飯に連れて行ってくれる人」「仕事に対して熱い想いをもっている人」「すぐに行動・決断できる人」。高校生の世代は、仕事の成果より人柄や人との関わり方を重視している傾向があることが分かった。
上司に言われたい一言ランキングの1位は「ありがとう」。日々の仕事の中で「ありがとう」は最低限言ってほしい言葉として多くの票を集めたようだ。2位の「頑張ってるね」は、仕事の成果だけではなくいつも見てもらっている安心感をもつため支持されたと考えられるとのこと。3位の「成長したね」も仕事の過程をずっと見てもらっているように感じるため支持されたようだ。
半面、「期待」という言葉が最下位になったことから、言い方や場面に気をつけなければプレッシャーに感じてしまう可能性がある。