阪急電鉄は12日、全線(神戸線・宝塚線・京都線)のダイヤ改正を2022年12月17日に実施すると発表した。この中で、土休日の昼間時間帯に運転している観光特急のうち、快速特急A「京とれいん」の運転を取りやめることも発表された。
「京とれいん」は「和モダン」というコンセプトの下、片側2ドアの車両6300系1編成を使用し、内装を中心に大幅リニューアル。2011年から京都線で運行開始した。その後、2019年1月のダイヤ改正で、「京とれいん」は途中の十三駅を通過することとなり、種別を快速特急Aに変更。2019年3月から運行開始しした快速特急「京とれいん 雅洛」とともに、土日祝ダイヤ適用日に大阪梅田~京都河原町間で運行されてきた。
運行開始10周年を迎えた2021年3月以降、「6300系京とれいん運行開始10周年記念企画」として、記念ヘッドマークの掲出、車内妻面への記念プレート掲出なども実施された。しかし、2022年12月のダイヤ改正に合わせ、快速特急A「京とれいん」は運転取りやめが決定。ダイヤ改正後は快速特急「京とれいん 雅洛」のみ、土休日の昼間時間帯に運転(1日4往復)されることになる。