KDDIは10月12日、米Space Exploration Technologies(スペースX)と衛星通信サービス「Starlink」に関する契約を結んだ。認定Starlinkインテグレーターとして、企業や自治体などにStarlinkを提供する。
Starlinkは、テスラの創設者としても知られるイーロン・マスク氏の宇宙開発企業・スペースXによる衛星ブロードバンドサービス。低軌道上に多数の人工衛星を投入して協調させる衛星コンステレーション方式を採用しており、2022年現在、稼働中の低軌道衛星は2,000基を超える。
KDDIでは、既存の無線通信や光回線の整備が及んでいない山間部や島しょ地域、あるいは自然災害時などにおいて安定かつ高信頼な通信を必要とする法人企業や自治体に向けた新たなソリューションとしてStarlinkを提供する。また、2021年9月にはau基地局のバックホール回線への利用に向けた合意も交わされた。
なお、個人向けには10月11日からスペースX自身が日本でのサービス提供を開始している。