クリエイティブバンクは10月11日、「男性の育休取得とITツール」に関する調査結果を発表した。調査は9月15日〜20日、国内在住の20代〜60代の会社員・役員1,100名を対象にインターネットで行われた。

  • 改正育児・介護休業法の賛否

    改正育児・介護休業法の賛否

10月1日に施行された、改正育児・介護休業法による「出生時育児休業(産後パパ育休)の創設」「育児休業の分割取得」。その認知度について聴取したところ、施行直前の9月時点で6割が依然「知らない」と回答。その賛否については、91.9%が「賛成」だった。

  • 男性が取得する理想の育休期間

    男性が取得する理想の育休期間

次に、現実的に取得可能な男性の育休期間を聞いたところ、男性の21.9%が「2週間~1ヵ月」と回答。男性が取得したい理想の育休期間としては、「1カ月〜3カ月未満」(24.6%)、「2週間〜1カ月未満」(21.7%)、「3カ月〜6カ月未満」(16.2%)が多かった。

一方、女性が考える男性の現実的な育休取得期間は「1ヵ月~3か月未満」(22.4%)が最多。しかし、女性がパートナーに取得してもらいたい育休期間は「1年以上」(28.4%)が最も多く、「現実的に取得可能」と感じている期間の4倍超を理想としていることがわかった。

  • 「現実的に取得が可能な期間」と「理想の期間」が異なる理由

    「現実的に取得が可能な期間」と「理想の期間」が異なる理由

「現実的に取得が可能な期間」と「理想の期間」が異なる理由を聞いたところ、男性は「社内体制の不十分さ」(30.0%)、「業務を引き継げる人がいない」(25.0%)、「他に取得している人が少ない、取得する人はいるが期間が短い」(20.0%)が上位に。

一方、女性は「復帰後の業務への影響が心配」が最も多く26.8%。次いで「男性育休への理解が足りない」(24.4%)に回答が集まった。