国際的な市場調査およびデータ分析を行う英YouGov社は、「人間が素手で喧嘩をして倒せると思う動物」に関する調査を、アメリカとイギリスで実施。調査によれば、アメリカ人の6%は素手で「グリズリーベアに勝てる」と思っているらしい。
本調査は、まずはアメリカで先行して行われ、その調査が好評だったことから、その後イギリスでの比較調査を実施することになったそうだ。アメリカの成人男女1,224人と、イギリスの成人男女2,082人を対象に、素手で戦って倒せると思う動物について質問を行なった。
結果、アメリカ人の72%がネズミに、69%が家猫に、61%がガチョウに勝てると回答した。次いで、49%が中型犬に勝てると思うと回答。犬に関しては大きさによっても勝てる自信が変動するようで、大型犬ではぐっと減って23%のアメリカ人が勝てると思っている。ここからは戦闘力ヤバめ層で、アメリカ人の6%は、グリズリーベアに、8%はライオン、ゴリラ、ゾウに勝てると思うと回答したのだそう。6%のアメリカ人は素手でグリズリーに勝てると考えているだと……。範馬勇次郎の親戚かなにかなのだろうか。
比較として実施されたイギリス人の調査結果は、回答の傾向としてはおおむねアメリカ人と変わらなかったとのこと。ただ、ネズミに勝てると判断したイギリス人はアメリカ人より少ない67%で、家猫に勝てる人も控えめの66%。アメリカ人の61%が勝てると思っていたガチョウについては、イギリス人は半分以下の45%しか勝てると思っていなかった。イギリスのガチョウは好戦的なのだろうか。ちなみに、グリズリーベア、ゾウ、ライオン、ゴリラに勝てると思っているイギリス人はわずか2%だった。
調査したYouGov社は、男性の方が女性に比べて、素手で動物に勝てると思っている傾向があると指摘。具体的には、アメリカ人男性の60%、イギリス人男性の54%が中型犬に勝てると回答した一方で、アメリカ人女性は39%、イギリス人女性は23%だけが中型犬に勝てると回答している。
このほか、アメリカで実施された「what animals would win in a fight?」という研究では、素手で勝てると思う動物の調査の他に、人間を含む34種類の動物を互いに戦わせ、どの動物が最も強いかという調査も行なわれている。
この調査では、先ほどの素手で勝てる動物アンケートの参加者に、動物リストの中からランダムで対戦カードを選んだ7組の動物を見せ、2匹の動物が戦ったらどちらが勝つと思うかを次々に質問。動物たちを「勝率」でランク付けし、動物界の戦闘力格付けを行った。
結果としては、最も勝率が高かったのが74%でゾウだった。2位は同じく74%だが、コンマ数%の差をつけてサイだったそう。3位はグリズリーベアでこれも僅差の73%だった。ランキングが気になる百獣の王のライオンは5位。なお人間は17%で、14%のガチョウと最下位争いとなっている。
ネット上では「武井壮が6%もアメリカにはいるのか・・・」「イギリス人の謙虚さには涙が出るしアメリカ人の勇猛さには恐れ入るよ」「英国のネズミでかいし何より病気を運ぶという認識が強いんだと思う」などの声が寄せられた。グリズリーに勝てるアメリカ人は熊殺しのウィリー・ウィリアムスだけだと思っていたので少し驚く調査結果だった。