JR東日本は、新幹線・特急列車等で荷物を輸送するサービス「はこビュン」について、2022年度グッドデザイン賞の「グッドデザイン・ベスト100」に選出されたと発表した。山手線ブランド「東京感動線」が手がけ、オレンジページが運営する新しい食文化の実験場「Kimchi,Durian,Cardamom,,,」もグッドデザイン賞を受賞した。

  • 「はこビュン」のイメージ (JR東日本提供)

  • 「はこビュン」のロゴ (JR東日本提供)

「はこビュン」は鉄道の強みを生かし、鮮魚、青果、生菓子など地域の知られざる産品を新幹線・特急列車等で高鮮度で輸送することによって地域の魅力をPRし、旅行需要の喚起と産業活性化、ひいては地方創生をめざしている。

受賞に関して、グッドデザイン賞審査委員からは、「新幹線の速達性のインパクトを生産地と駅頭で同時に提供している点」が特に評価されており、「鉄道輸送の可能性を、地域と都市部それぞれにおいて広く分かりやすく伝えることは、鉄道輸送のシェア拡大に貢献できることが期待される」と評価された。

  • 「Kimchi,Durian,Cardamom,,,」 (JR東日本提供)

「Kimchi,Durian,Cardamom,,,」(キムチ、ドリアン、カルダモン、、、)は、JR新大久保駅直上にあり、一般客が楽しめる「シェアダイニング」、食関係のプレイヤーが集まる「食のコワーキングスペース」、お菓子や惣菜を製造できる「ファクトリーキッチン」など併設。食に関わるさまざまな人が集い、共創する場だという。

受賞に関して、グッドデザイン賞審査委員からは、「食産業の新規立ち上げや展開を様々な角度から支援する仕組みと施設・サービス。異なる分野の企業が複合的に関わることで、マッチング・企画・開発・ファイナンス・テストマーケティング・PR等、ビジネスをトータルにカバーしてサポートする取り組みが新しい」と評価されている。