“日本一のコント師”を決める『キングオブコント2022』が、本日8日(19:00~)にTBSで生放送される。3年連続で決勝進出を決めたお笑いコンビ・ニッポンの社長(辻、ケツ)に意気込みを聞いた。

  • ニッポンの社長の辻(左)とケツ

3年連続3回目の決勝進出に、辻は「今までは、決勝に行ったら、やった! やばいやばい!という感じだったんですけど、今年は全然違って、決勝にはまず行かなあかんというのがありました。よく言えば、大阪桐蔭みたいな感じでした。甲子園に行ってからが勝負みたいな」と述べ、ケツが「『今年あかんかったんや、ニッポンの社長』って思われたくないので」と言うと、辻も「落ちたら仕事も減るやろうし、ファンからしたら負けたら過去の人になるし、めっちゃプレッシャーありました」と打ち明けた。

決勝進出が決まったときの反応については、辻は「ほっとしました。過去2年は泣いちゃってたんですけど。今年は手応えもあったので、絶対に行けたと思っているけど怖いなと。行けるかどうかというより『行ったよな、頼むで』と。だからほっとしました」と回答。ケツが「年々、『あ、よかった』が勝ってます」と言うと、辻は「こいつはずっと一緒ですよ。1年目からぼーっとしてる。全然喜んでくれない。僕がそれを指摘したら今年はわざとらしく演技してました(笑)」と指摘し、ケツは「大きく見せたほうがね」と笑った。

また、辻は今年の取り組み方について「ネタのボケとかは、あんまりな反応のやつは全部変えたり、ほかの組よりは(決勝のネタ)2本に絞るのはたいぶ早かったと思います」と述べ、ケツも「微調整したり新しいのを試してというのをいっぱいやってきたつもりです。とにかく仕上げよう仕上げようという気持ちでした」と話した。

そして、辻は「僕は毎年めちゃくちゃ自信がある。決勝が終わったあともまだ自信を持っちゃうタイプなんです。一番おもろかったやろって。でも、経験を踏まえているので自信は上がっています。今年の大会の空気がどうか読めへんギャンブル要素もありますが、自信はあります」と自信。ケツも「僕も去年優勝すると思ってたんですけど、優勝しなかったので。今年はそれを踏まえて戦える。ネタに関しては自信を持ってやれるなと。いい状態ではあります」と手応えを口にした。

  • 『キングオブコント2022』決勝進出10組

今年も昨年に続き、ダウンタウンが総合MCを務める『お笑いの日2022』(14:00~21:54)を8時間にわたって生放送。そのフィナーレとして『キングオブコント2022』が放送される。15回目となる今回、審査員は昨年同様、松本人志(ダウンタウン)、飯塚悟志(東京03)、小峠英二(バイきんぐ)、秋山竜次(ロバート)、山内健司(かまいたち)が担当する。

決勝進出を決めた10組は、いぬ、かが屋、クロコップ、コットン、最高の人間、ニッポンの社長、ネルソンズ、ビスケットブラザーズ、や団、ロングコートダディ(50音順)。参加総数3018組の頂点に立ち、キングの称号と優勝賞金1000万円を手にするのはどの組か。

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