“日本一のコント師”を決める『キングオブコント2022』が、本日8日(19:00~)にTBSで生放送される。3年ぶり2回目の決勝進出を決めたお笑いコンビ・ビスケットブラザーズ(きん、原田泰雅)に意気込みを聞いた。
2019年以来の決勝進出に、きんは「うれしいですね。2019年に1回決勝に出させていただいて、二度と出られない可能性がある真っ暗闇から、また来られてよかったです」と喜び、原田は「去年はとち狂ってしまって、イチゴを2人で取り合うというわけわからんネタで準々決勝で落ちたんです。攻めた結果でしたが、空気階段が優勝してるのを見たりして、間違っていたなと思いました」と話した。
ファイナリスト10組が出演した『ザ・ベストワン』の収録で、原田は「褒められたい人」だと話していたが、「『行くと思ってましたよ』って言われながら頭なでられたいですね」と告白。きんが「誰でもいいの?」と尋ねると、「誰でもいい。一番褒めてくれている感じがする。ボディタッチは気持ちが落ち着きますしね」と返した。
また、原田は「例年キングオブコントの時期になると、『決勝行く』とみんなに言っていただいて、でも2年連続で行けなくて、それでもみんな言ってくれている感じは優しいなと思います」と話し、きんが「空気階段のかたまりとか、いつも見てくれている人が言ってくれるのがめちゃめちゃ力になっています」と言うと、原田は「空気階段と2マン(ライブ)をずっとやっていて、先に空気階段が優勝して、今のままやったら空気階段に捨てられそうで、当たり前を守る戦いが始まっています(笑)」と話して笑いを誘った。
関西の賞レースで好成績を残してきたビスブラ。原田は「僕らはプレッシャーを感じているときにいいことはなくて、袖や楽屋でふざけまくってるときに優勝することが多いので、ずっとおもしろくふざけとかないといけないのかもしれないです」と話し、2019年の決勝については「僕は冷静でしたね。冷静にゲボ吐いてました」と回顧。きんは「自分で見返したら、いつもの1.5倍速くらいの速さでやっていて、いつも通りにやれるようにはなりたいです。大人になって帰ってきた感を出したいです」と話した。
そして、決勝に向けて原田は「僕はテレビに出れば出るほど、ネタもネタなので知り合いが減っていってる気がする。普通は増えると思うんですけど。今回はさすがに知り合いを増やす戦いにしたい。友達とかが自慢できるように成績を残したいです」、きんは「僕らのネタは、いい舞台に行けば行くほどギャップがあると思うので、こいつらはこれを1年間詰めてきたんやというのができる。そこで僕らの結果を出せるとうれしいです」と意気込んだ。
また、きんが「3年前のネタのほうがかっこいい」と言うと、原田は「かっこよく見られたなというネタになってしまった。めっちゃアホでやったつもりがオシャレだと言われて。今回はオシャレと言われる可能性ゼロなので、やっぱりビスケットブラザーズって芸人やったんやと、僕ら芸人ですっていうことを証明したい」とコメント。きんも「取り戻す戦いですね」と意気込んだ。
今年も昨年に続き、ダウンタウンが総合MCを務める『お笑いの日2022』(14:00~21:54)を8時間にわたって生放送。そのフィナーレとして『キングオブコント2022』が放送される。15回目となる今回、審査員は昨年同様、松本人志(ダウンタウン)、飯塚悟志(東京03)、小峠英二(バイきんぐ)、秋山竜次(ロバート)、山内健司(かまいたち)が担当する。
決勝進出を決めた10組は、いぬ、かが屋、クロコップ、コットン、最高の人間、ニッポンの社長、ネルソンズ、ビスケットブラザーズ、や団、ロングコートダディ(50音順)。参加総数3018組の頂点に立ち、キングの称号と優勝賞金1000万円を手にするのはどの組か。
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