俳優の西島秀俊、仲野太賀、ダンテ・カーヴァー、女優の上戸彩、樋口可南子が出演する、ソフトバンクの新CM「SPY マネキン」編が、8日より放送される。
今年で15年目を迎える白戸家シリーズは、西島と仲野がスパイ役として登場。やたらとシアワセそうな家族“白戸家”の極秘調査をしていくシーンを描いた「白戸家×SPY」シリーズが展開されている。
今回の新CMは、やたらとシアワセそうに買い物を楽しむ白戸家の秘密を探るべく、西島が洋服コーナーのマネキン人形に混ざって、仲野がお店の天井に張り付いて、予想外のハプニングに見舞われながらも“こっそり”白戸家を監視する。
■西島秀俊、仲野太賀、上戸彩、樋口可南子インタビュー
――今回初めて同じシーンで西島さんと直接お会いしていかがでしたか?
上戸:このまま会えずに終わるんじゃないかと思っていたので、共演できて嬉しかったです。
樋口:これからグイグイ近づいてくるような気がしますね。
西島:意外とすぐ近づきましたよね。僕もずっと会えないのかなと思っていたんですよ。
樋口:スパイってそういうものよね。
西島:ずっと遠くで見てるのかなと思ってたんですけど、良かったです。
上戸:触れるしね。今回はスパイの格好じゃないですよね。
西島:違いますね。
樋口:西島さんは悪そうに見えないでしょ。すごくいい人そうなので、なんか裏があるのかしら。このまま自然に私たち家族のなかに入ってそうで怖い。
西島:たしかに。太賀くんも、スッといそうですもんね。白戸家の食卓に。
樋口:一緒にご飯食べてて、違和感ないもの。
西島:ほんとですか。ぜひ食卓のほうにも。
上戸:スパイの設定が忘れられちゃいそうですね。
西島:スパイの設定がなくなってもいいんですか?
樋口:いらない、いらない(笑)。
上戸:団らんで。
西島:じゃあ、それでお願いします(笑)。
――今まで西島さんと共演したことは?
上戸:バラエティー番組ではありますけど、飲み友達です。
西島:いや、違いますよ(笑)。それだとすごい語弊がある言い方じゃないですか。飛行機で、たまたま隣同士になったんですよ。
上戸:12時間ぐらいのフライトで。
西島:びっくりしましたね。初対面で隣同士とか。
上戸:私も偶然、西島さん主演の映画のDVDを飛行機で観ようと思って持っていて、西島さんに「見てください、これ今から観ようと思って持って来たんです!」って。それから……
西島:ものすごい盛り上がったんですよね。
上戸:すごい長時間、二人で飲んで、もういいかげん寝ますか、みたいな状態になって。
樋口:私は以前、スーパーでお見かけしました。
西島:あの、僕のプライベートの話、もうやめていただいてもいいですか(笑)。
樋口:このまんまの姿でお豆腐売り場に立っていました。
西島:スーパーいいですよね。楽しいですよね。
上戸:悩んでたんでしょうね、どの豆腐にしようかなって。
樋口:そのままの人って、なかなかお目にかかれないので、いいなと思ったんですよ。
西島:ありがとうございます。
上戸:声を掛けずに、スルーしたんですか?
樋口:掛けられない、掛けられない。
西島:掛けてください。お願いします。
樋口:でも、周りの人たちはみんな見てたんですよ。
西島:いや、見てないですよ。
上戸:見てる人、いっぱいいますよ。
樋口:見てた、見てた。私はすごい見てた。
上戸:逆に西島さんが樋口さんにスパイされていたんですね(笑)。
――「白戸家×SPY」シリーズをご覧になった周りの皆さんから何か反響等はありましたか?
仲野:今まで自分が出たCMでそういうことはなかったんですけど、CMの画面の写真を送ってきてくれたり、ソフトバンクのポスター写真を送ってきてくれたりした友達が何人かいました。あと、家族がとても喜んでいたことが、個人的には一番嬉しかったですね。これだけ長く続いているソフトバンクの白戸家シリーズに出させてもらえるのは、親としてもすごく嬉しいんだろうなと思いますね。
――ギリギリ白戸家にバレなかったCMにちなんで、最近ギリギリセーフだった出来事は?
西島:新幹線に乗る時、ちょっとだけ時間があったので、立ち食いそばを食べていこうと思ったら、出てくるまで意外と時間が掛かって、何とか全部食べきってギリギリセーフで乗れました。
仲野:この前出演していたドラマで、僕はひと足先にクランクアップしていたんですけど、全体が終わるシーンに立ち会おうと思って、車で向かっていたら渋滞にハマっちゃって。なおかつドラマのクルーがものすごく撮るのが早くて、予定よりも2時間巻きで進んでいたんですよ。このままだとクランクアップに間に合わないかもという状況になってしまい、渋滞を回避するのと、撮影が進んでいくのとデッドヒートだったんですけど、車を止めて走って現場に行ったら、ちょうどラストカットが回っていて。「カット、OK、これで全体撮影終了です」というタイミングで、何とかギリギリで間に合って、監督に花束を渡せました。
樋口:トキシラズという夏の時季にしか出ない鮭がすごく食べたくなって、スーパーに行ったら、いつもはいっぱいあるのに、2個だけ残っていたんですよ。うちの家族分が、ギリギリセーフで買えました。
――最近手に入れて“シアワセ”を感じたものは?
仲野:最近、ドラマの共演者の方に、日本一おいしくて、日本一高価な「だだちゃ豆」という貴重な枝豆をいただいたんですけど、それを風呂上がりにビールを飲みながら食べたのが、自分にとってはすごくすごくシアワセを感じる時間でしたね。
西島:この前梅酒を漬けている話をしましたが、それからちょっと漬けたい欲求が増して。今、冷蔵庫で週に1回ぐらい揉めばいいみたいな糠床が、ジッパー付きの袋で売ってるんですよ。
樋口:毎日かき混ぜなくていいっていう。
西島:そうなんですよ。それを買って。
樋口:主夫?
西島:あれ、本当に楽なんですよ。きゅうりとか、適当に1本ポンと入れて、ぎゅぎゅって。
上戸:手を突っ込まなくても、その袋の上から揉み揉みすればいいんだ。
西島:そうなんです。朝に何か入れといて、それを夜に食べたりするとシアワセを感じます。
樋口:趣味の機織りで、織り上げた着物に合う帯がなかなか見つからなかったんですけど、最近ネットで見つけたんですよ。それをいつ着ようかなと想像することがすごくシアワセです。
上戸:子供たちが私のお誕生日プレゼントに作ってくれたメッセージパネルにシアワセを感じました。手作りのものは嬉しいですね。
――西島さんが仲野さんに叫んでしまうシーンにちなんで、最近思わず叫んでしまったことは?
西島:昨日ちょうど家の前で作業車がバックしてて、ポールに当たりそうだったんで、「当たる ー!」って、心のなかじゃなくて普通に叫びました。で、止まりました。良かったです。
樋口:西島さんが叫んだおかげですね。
西島:「あ、見えてませんでした」と言ってました。
樋口:私はしばらく休んでいた筋トレを先月から再開したら、やった次の日、お尻の上の筋肉が パーンと張ってきたんですよ。そこに筋肉がつくと、歩く時に楽というか。腰もすごく楽になって、ちょっとスタイルも良くなるし、ヒップアップにもなるし、「やったー!」みたいな感じになりました。
上戸:私もトレーニングをしていて、ダンベルを落としそうになった瞬間……
西島:そういえば、トレーニングされてるところでもお会いしたことがありましたよね。
上戸:ありましたね。
西島:かなりストイックにやられてましたよね。
上戸:いや、そんなことないです。
樋口:やってるのね、ちゃんと。そんなふうに見えなかったのに。それで、それで。
上戸:脚を広げて、内ももを鍛えるトレーニングなんですけど、私が思ったよりも低くお尻を下げ ちゃったもんだから、ダンベルを落としそうになって。その時に声が出ました。
樋口:どういう声?
上戸:それはちょっと(笑)。
樋口:おっきい声?
上戸:いや、ちょっとなんかフニャっとした声が出ました。
――天井に張り付いたり、床ギリギリで静止するワイヤーアクションはいかがでしたか?
仲野:とても楽しかったです。普段しない動きをして、しかも天井に這いつくばってという特殊なシチュエーションだったので、笑いをこらえながら撮影していました。たぶん、つっている側の方が大変だったんじゃないかなと思います。僕はひたすら楽しませてもらいました。
――今後「白戸家×SPY」シリーズで挑戦してみたいアクションシーンは?
仲野:水中撮影をやってみたいですね。こういうシチュエーション、設定じゃないと、なかなか機会がないので、海か池のなかからドボドボドボッと上がってくるみたいな。水中に潜って隠れてとか、普段できないことをやってみたいです。潜るのはけっこう得意なほうだと思います。
西島:僕はずっと映画とかでやりたいと言っているものがあって。みんなが知っている実物の建物の壁を登りたいんですよ。東京の有名なビルとか、タワー的なものとか。
上戸:ロッククライミングみたいなものはやってるんですか?
西島:やってません。
樋口:高いところがいいの?
西島:いや、高いところはダメなんですけど、みんながイメージできるアクションシーンをやってみたいんですよ。「あそこに?」っていう。
樋口:東京タワーとか?
西島:そうです。あそこにぶら下がってるとか、イメージできるじゃないですか。うわって。
樋口:浮かぶ浮かぶ。やってください。
西島:そうですね。安全対策を万全にして。
上戸:いいですね。このシリーズでぜひ。
西島:でも、だんだんスパイらしいシーンが縮小されているというか。どんどん白戸家の皆さんに向かっている気がするので、アクションシーンがこれからあるのかなという不安があります。
上戸:やっぱり見せ場がほしいですよね。
西島:スパイですからね。
樋口:引きからグーッと寄る。それか、寄りからぐーっと引いたら、東京タワーみたいなすごいところにいたっていうシーンとか面白いかも。
西島:こういうふうに話していると、意外と実現するかもしれないですね。
樋口:するする! 私、あとでスタッフに伝えておきます。
西島&上戸:アハハハ(笑)。