NTTドコモ モバイル研究所は10月6日、2021年11月に実施した親と子に関する調査の中から、子どもの文字入力スキルについての結果を公開した。小学低学年では、オンライン授業の経験有無でパソコンの文字入力スキルに4倍以上の開きがあった。
この結果は、関東1都6県の小中学生とその親を対象に実施した「2021年親と子の調査」のうち、親が回答したものを集計したもの。
それによると、オンライン授業の実施が半数を超え、多くの小中学生がPCやタブレットを利活用するようになった結果、PCでキーボード入力(10秒に5文字以上)できる割合は、小学低学年が2019年は6%、2020年は4%から2021年は17%に上昇。
小学高学年が2019年は15%、2020年は26%から2021年は43%に。中学生は2019年は38%、2020年は36%から2021年は49%と、全学年で前年比+10ポイント以上となり、PCでの文字入力スキルは大きく伸びたことが明らかになった。
オンライン授業の経験有無別にみると、小学低学年ではあり47%、なし11%、小学高学年があり87%、なし72%、中学生があり90%、なし79%と大きな差が生まれ、特に小学低学年ではその差が大きく36ポイントも差があり、オンライン授業の経験有無でパソコンの入力スキルに差があったことも判明した。