ブランド総合研究所は9月12日、「企業版SDGs調査2022」の結果を発表した。調査は7月27日~30日、20歳以上の男女2万6,000名(各社1,000名となるように回収)を対象にインターネットで行われた。
同調査は、SDGsに関する設問と、企業評価に関する設問から構成。調査対象は業界別に売り上げ規模の大きな企業と、SDGsやESGに積極的に取り組んでいる企業を中心に、同社が独自に260社を選出。本稿では、その中からエネルギー業界グループ15社のSDGs評価ランキングを紹介する。
エネルギーグループの中で、最もSDGs評価が高かったのは、前年に引き続き「ENEOS」だったが、全体では、前年18.9点(7位)から16.9点(35位)へと評価は低下している。特に、17ゴール別評価では、「7.エネルギーをみんなに、そしてクリーンに」の項目が約マイナス5ポイントと大きく減少した。
続く2位は「東京電力」(16.0点)で、「7.エネルギーをみんなに、そしてクリーンに」「13.気候変動に具体的な対策を」への評価がともに約2ポイント上昇している。
3位には「コスモ石油」(15.9点)がランクイン。こちらも「7.エネルギーをみんなに、そしてクリーンに」が3.0ポイント上昇し、最も高い評価に。同社は、風力発電に本格的に取り組んでおり、トップランナーを目指すとの方向性を明らかにしている。
4位は「東京ガス」(15.0点)。こちらも「7.エネルギーをみんなに、そしてクリーンに」の評価が上昇。以下、5位「出光興産」、6位「関西電力」、7位「大阪ガス」、8位「四国電力」、9位「中部電力」、10位「東北電力」と続いた。