困ったことに、体に悪いものは大概ウマい。カロリーが高ければ高いほど美味しいし、または糖質が高ければ高いほど満足感が得られる。そんなジャンク飯を食べているときの背徳感もまた最高のスパイスである。
もちろん、健康のことを考えるとメリハリは必要だが、だからこそ背徳飯を食べるときは、思いっきり開き直ってとことん罪深い味を楽しみたい。
ということで、今回はツイッターを騒がせている背徳飯、「金の豚角煮で作るバター飯」を実際に作って食べてみることに。結果からお伝えすると、やっぱりとんでもない悪魔的ウマさだった!
■「金の豚角煮で作るバター飯」とは
金の豚角煮で作るバター飯は背徳の美味しさ。豚と煮汁のうま味が染みたご飯は一口食べたら手が止まらなくなります。
— セブンプレミアム (@premiumlife7) September 28, 2022
二人分作ったはずなのに一人で食べてしまう禁断の味…
米1合を研いで水180ml注ぎ30分おき、金の豚角煮1袋、チューブにんにく小1加え普通モードで炊く。バター5gを混ぜて
続く▼ pic.twitter.com/EOKmbEeLbG
話題の「金の豚角煮で作るバター飯」とは、要するにセブンイレブンで販売されている「金の豚角煮」を使った炊き込みご飯である。セブンプレミアムの公式ツイッターアカウントがその作り方を写真付きで紹介し、多くの注目を集めた。
「金の豚角煮で作るバター飯は背徳の美味しさ。豚と煮汁のうま味が染みたご飯は一口食べたら手が止まらなくなります」とのことだが、見るからにウマそうである。特別な材料も必要ないし、作り方もめちゃくちゃ簡単という点も嬉しい。
それではさっそく、セブンプレミアムが公開したレシピに沿って作っていこう。お米以外に用意する材料はこんな感じ。普段から冷蔵庫にあるようなものばかりで出来るようだ。
【材料】
金の豚角煮……1袋
米……1合
水……180ml
チューブにんにく……小さじ1杯
バター……10g〜
塩……適量
胡椒……適量
醤油……適量
まずはお米1合を研ぎ、水180mlを注いで30分放置。えっ、なんで? と不思議だったが、お米に水を吸わせる「浸水」を行うと、より美味しく炊きあがるらしい。なるほどね〜。
続いて、金の豚角煮を一袋丸ごとドボンッ。ってゆーかデカッ! 結構な量が入っているんだなぁ。いいねいいね。
そこにチューブにんにくを小さじ1杯加える。やっぱりにんにくは、こういうギルティフードに絶対欠かせないもんね。
ここでちょっと一度全体を混ぜておこう。味にムラが出ると悲しいし。
で、あとは炊飯器にセットして炊飯するだけ。思った以上に簡単でビックリ!
炊飯ボタンを押して待つこと約50分、部屋中にいい香りが立ち込めてきたところで完成を知らせるアラームが!
どれどれ、どんな感じに仕上がったかな……オープン!
うわ〜! めちゃくちゃウマそう! こんなの絶対ウマいに決まってる。色も香りも最高!
さらに、ここに……
バター5gを投下して全体に混ぜる。うわー、これはギルティだ!
さらに、塩コショウで味を整えて……
器に移し、ここでさらに追いバターを投下! おいおいおい、どんどん罪を重ねていくじゃないの。最高かよ!
で、最後に醤油をかけて……
完成〜!!
うわー、これはヤバい。絶対にウマいわ。そりゃそうだよ。美味しいものしか入れてないんだから。
■箸で持てないくらいギトギト! この悪魔的ウマさはヤバい
それではさっそく食べてみますか。うわっ、持ちにくいっ! バターや角煮の脂のせいで米がツルッツルなのよ。まっ、とにかくいただきます!
ふっ……ウケる。ウケんですけど(笑)。何だこれ、バカうめぇぞ!
ご飯には肉の旨味たっぷりの角煮の煮汁がぎゅぎゅぎゅ〜っと染み込んでいる。そこに濃厚なバターのコクが加わることで一層奥深く、そして罪深い味わいに仕上がっている。角煮もトロトロでめちゃくちゃ美味しい。意外にも、にんにくの風味はそこまで強烈ではない。あくまで全体的な味の深みをアシストしてくれているイメージである。
それにしても、マジで背徳感がヤバい。いや、本当にギットギトなのよ。追いバターまでしているから、めちゃくちゃミルキーというかクリーミーというかオイリーというか。これは確実に太る。わかってはいるけど、ご飯を食べる手が止まらない。いや、むしろこの背徳感がまたいいスパイスになっている。とにかくごめんなさい、だけど今日だけは許してください、だって美味しいんだもん……。
っていうか、これ箸じゃないほうが絶対いいわ。やっぱりスプーンだな。
は〜、ウマい……。
実際に作ってみて感じたのは、「味付けは躊躇わず、強めにやってしまえ」ということだ。塩は少々でもいいが、胡椒はガッツリ、醤油はたっぷりかけたほうが美味しく仕上がる。角煮自体が美味しいので、素材の味を楽しむために味付けはさらっとでもいいかとも思ったが、やっぱりこれは背徳飯なので、そこは攻めていくことが大事だと思った次第だ。バターの香りもかなり強いので、塩分が弱めだとバターのパワーに負けてしまうという面もある。
気づけばあっという間に炊いたぶんをすべて完食! これはもうリピート確定だ。ということで、悪魔的なウマさと罪深さを誇る「金の豚角煮で作るバター飯」、ぜひ一度お試しあれ!