クロス・マーケティングは10月3日、第35回「新型コロナウイルス生活影響度調査」の結果を発表した。調査は9月22日〜25日、20歳〜69歳の男女2,500人を対象に行われたもの。

  • 1年前と比較した使えるお金・支出の増減と支出欲求の変化

まず、1年前と比べ自由に使えるお金は33%が「減った」と回答。男女ともに20代に多い。支出が「増えた」人は38%で、女性50代〜60代で特に多くなっている。今後の支出欲求は「強くなっている」が24%であり、男女ともに20代〜30代で強い傾向が見られる。

円安により、「マイナスの影響」を受けている人は50%。年齢が高くなるほど「マイナスの影響」は強まり、60代では6割を占めている。

  • 円安による収入・支出・資産への影響

値上げしてほしくないものについては、「食費(外食を除く)」(51%)、「光熱費」(48%)で上位となり、次いで「日用品代」や「交通費(ガソリン代含む)」「医療費」がそれぞれ2割台で続いた。

ちなみに、円安の影響による値上げなどから購入の延期やあきらめた商品・サービスについても聞いてみると「自家用車」「国内・海外旅行」「iPhone」「PlayStation5」「家電」「食品類」などがあがった。

1年前と比較した項目別支出は、「光熱費」(42%)、「食生活」(36%)、「育児・子供の教育」(33%)の増加が多く、次いで「交通費」「家事(日用雑貨品やサービス)」が2割台となっている。

  • 1年前と比較した項目別支出の増減・支出意向

一方で、「人との付き合い」「旅行・レジャー・イベント費」(各38%)や「衣服や化粧」(27%)、「アウトドア・スポーツ関連費」(25%)は減少が見られた。

今後お金をかけたい項目については、「貯蓄・投資」(27%)と「旅行・レジャー・イベント費」(20%)が上位に。節約したいのは、「光熱費」が52%、「通信費」が42%で多いほか、それ以外も2割〜3割台となっている。

最後に、直近1週間の外出目的について聞いてみた。すると、「運動」と「外食」目的の外出が、今年に入り最も高い水準となっていた。

  • 直近1週間の外出目的