日本映画専門チャンネルは、「鉄道の日」10月14日から「3ヶ月連続企画 鉄道開業150周年 想い出の列車たち」と題し、歴史の中に生き続ける列車たちが登場する作品を3カ月にわたり放送すると発表した。

  • 『ヨーロッパ特急』(1984年)

10月は、ヨーロッパ国際特急に情熱を傾ける日本人カメラマンと、ある国の王女との純愛物語『ヨーロッパ特急』(1984年、監督 : 大原豊、脚本 : 黒井和男・大原豊、出演 : 武田鉄矢)をはじめ、社会派サスペンス映画の傑作『七人の刑事 終着駅の女』(1965年)、夜行特急「さくら」の車内で展開する人間物語『大いなる驀進』(1960年)、日本各地で活躍した蒸気機関車の雄姿を詰め込んだ鉄道番組『昭和のSL映像館 第一部』『昭和のSL映像館 第二部』(いずれも2008年)、ある機関士と機関助士の仕事ぶりをとらえたSLドキュメンタリー映画『ある機関助士』(1963年)を放送する。

11月は、コント55号が出演するラブコメディ『チンチン55号ぶっ飛ばせ!! 出発進行』(1969年)、蒸気機関車の勇姿を求めて数々の機関車を撮影したドキュメンタリー『真紅な動輪』(1982年)、ディーゼル機関車に焦点を当てた貴重な作品『国鉄のディーゼル化』(1958年)、名鉄「パノラマカー」誕生の歓喜をとらえた幻の映画『ぼくらの特急』(1961年)、蒸気機関車の撮影を円谷英二氏が担当した、終戦後に東京に集まった5人の男が街の復興のために奮闘する人情物語『東京五人男』(1945年)を放送する。

  • 『ある機関助士』(1963年)

  • 『国鉄のディーゼル化』(1958年)

  • 『ぼくらの特急』(1961年)

  • 『鉄道の記憶・萩原政男8mmフィルムアーカイヴス II ~あの町、この村、日本の鉄道風景~』(2009年)

12月は、国鉄急行列車の車窓から高度成長期の昭和が活写される人情ラブコメディ『喜劇 大安旅行』(1968年)、「鉄道ファン」初代編集長・萩原政男氏による鉄道映像集『鉄道の記憶・萩原政男8mmフィルムアーカイヴス II ~あの町、この村、日本の鉄道風景~』(2009年)、駅で働く人々を追いかけたドキュメンタリー映画『駅』(1964年)、陸軍の若い機関特業兵が鉄道省の老機関士との交流を通じて成長する姿を描く物語『指導物語』(1941年)を放送する。