400F(フォーハンドレッド・エフ)が運営するお金のオンライン相談サービス「お金の健康診断」は10月4日、「投資のイメージや利用状況」に関する調査結果を発表した。同調査は9月1日~7日、お金の健康診断ユーザー424名を対象に、インターネットで実施した。
個人で投資する必要性を感じるか尋ねたところ、92.2%が「とても感じる」「やや感じる」と回答した。
投資に対するイメージについて聞くと、「老後資金の準備など資産形成に有効な手段」(61.6%)が最も多かった。次いで「専門的な知識が必要で難しい」(43.6%)、「損失するリスクがあり怖い」(43.6%)と続いている。
投資経験の有無については、約74%が「投資経験がある」と回答した。投資の内訳は、「NISA(つみたてNISAを含む)」(75.7%)が最も多く、「投資信託」(67.4%)、「上場株式」(51.8%)、「iDeCo」(40.3%)と続いた。投資経験者の投資対象を年代別にみると、30代~50代はNISAを利用している割合が高かった。
NISAを「利用している」と回答した人に、利用する際にハードルを感じたかどうか尋ねると、「わからないことはなく、スムーズに開始できた」は23.9%だった。そのほかの約75%は「わからないことがあったが、調べて自分で開始できた」「わからないことがあったが銀行や証券会社などの担当者に聞いて開始した」「わからないことがあったが、周りにアドバイスをもらって自分で開始できた」と答えている。
NISAを「利用している」と回答した人に、どんなことにハードルを感じたのか聞くと、すべての世代で最も多かった回答は「商品を選ぶこと」だった。
年代別にみると、40代以下は「仕組みやメリットなど内容を理解すること」「口座開設などの事務手続き」にハードルを感じている⼈が多い傾向にあるが、60代以降は「商品の変更や売買するタイミング」にハードルを感じる人が多い傾向にある。