タイガー魔法瓶は10月3日、花柄の真空断熱ボトル「MMZ-F035」(実容量0.35L)を2種類発表した。柄は昭和の代表的な「ポピー」と、平成初期に描かれた「イングリッシュガーデン」をラインナップする。2022年10月上旬から数量限定で販売し、価格はいずれも5,500円。
今回発売するモデルは、タイガー魔法瓶が2023年に創業100周年を迎えることを記念し、昭和と平成初期に描かれた懐かしの花柄をあしらった真空断熱ボトル。
ポピーの柄は、関留辰雄(せきどめたつお)氏による、赤く鮮やかな花びらが咲き誇るデザインを復刻。1970年代の流行柄で、炊飯器からポットまで幅広く採用されていたという。ポピー柄の復刻にあたり、昭和期の製品のため原画がなく、タイガー魔法瓶に保管していた当時の電子ジャーにあしらわれた柄を、3Dスキャナーで読み取りデータを作成した。
イングリッシュガーデンの柄は、片山葉子(かたやまようこ)氏が平成初期に描いた、写実的な洋風花柄。イギリスの庭を再現してデルフィニウムと金魚草を組み合わせた、未発表の原画を発掘・製品化した。昭和から平成にかけて変化する花柄の再現にこだわり、完成させたとする。
本体には、タイガー魔法瓶独自の衛生仕様「BioGuard」を採用。ふたには抗菌加工を施した「抗菌加工せん」を用い、ボトル内面には電解研磨技術で表面の凹凸を減らして汚れやにおいをつきにくくした「スーパークリーンPlus」加工を施した。
本体サイズはW66×D66×H164mm、重さは170g。実容量は0.35L。保温効力は1時間が86度以上、6時間が69度以上。保冷効力は6時間が8度以下。