MMD研究所は、日本、アメリカ、中国に住むスマートフォン所有者を対象に実施した「日米中3ヶ国都市部スマートフォンユーザー比較調査」の結果を公開した。
同レポートは、8月23日〜8月28日、日本(東京、大阪)、アメリカ(ニューヨーク州、カリフォルニア州ロサンゼルス、カリフォルニア州サンフランシスコ)、中国(北京、上海)に住む15歳~69歳のスマートフォンを所有する男女を対象に実施した調査結果に基づく。
メインで利用しているスマートフォンの種類は、日本は「iPhone」が49.4%、「Android」が50.4%、アメリカは「iPhone」が58.7%、「Android」が41.4%、中国は「iPhone」が33.7%、「Android」が66.3%であった。その端末の5G対応の有無については、日本の34.5%、アメリカの61.9%、中国の71.7%が「5G対応端末」であった。
iPhoneをメイン利用している人にその機種を聞くと、日本は「iPhone SE(第2世代)」が16.0%で最多。次いで「iPhone 8」が12.4%、「iPhone 11」が10.2%。アメリカは「iPhone 13 Pro Max」が最も多く13.6%、次いで「iPhone 12」が10.0%、「iPhone 11」が9.7%。中国は「iPhone 13」が最も多く21.0%、次いで「iPhone 13 Pro」が15.1%、「iPhone 13 Pro Max」が12.9%であった。
これをシリーズ別でみると、日本は「iPhone 12シリーズ」が19.3%で最も多く、アメリカ、中国は「iPhone 13シリーズ」が最も多くそれぞれ31.2%と51.6%となり、最新のハイエンドのシリーズを利用しているのは、日本以外の国の割合が高いことがわかった。
メイン利用のiPhoneの画面サイズを確認したところ、日本は6インチ以下のiPhoneを利用している割合が57.8%で、アメリカの28.8%、中国の23.1%より2倍以上高い。
Androidをメイン利用している人にその端末のメーカーを聞いたところ、日本は「SHARP」が29.5%で最多、次いで「SONY」が18.9%、「Samsung」が16.4%となった。アメリカは「Samsung」が61.0%で最も多く、次いで「LG」と「Google」が9.1%、「Motorola」が7.4%であった。中国は「HUAWEI」が37.4%で最多、次いで「Xiaomi」が15.3%、 「OPPO」が11.2%となった。
メイン利用のスマートフォンを契約している通信サービスを聞いたところ、日本の63.9%(docomo(従来のプラン)、au(従来のプラン)、楽天モバイル(Rakuten UN-LIMIT)、SoftBank(従来のプラン)の合算数値)、アメリカの73.5%(T-Mobile、Verizon、AT&T、US Cellularの合算数値)、中国の99.1%(中国移動、中国電信、中国聯通、中国広電の合算数値)がキャリアユーザーであることが明らかになった。