ハイセンスジャパンは10月3日、同社のカタールW杯プロジェクトアンバサダーに三浦知良選手が就任すると発表。ハイセンス公式YouTubeチャンネルへの出演や、カタールからの現地レポート、同社公式Twitterでのプレゼントキャンペーンといったプロジェクトの概要を発表した。
「ハイセンスがFIFAワールドカップを面白くするプロジェクト」の概要
国内における最年長プロサッカー選手であり、Jリーグ発足当時からプレーを続ける唯一の現役選手である三浦知良氏を、FIFAワールドカップの公式スポンサーであるハイセンスジャパンが、2022年のカタールW杯プロジェクトアンバサダーとして起用。
同プロジェクトでは、三浦選手ならではの目線でW杯について語ったインタビュー映像を毎週1本ずつハイセンス公式YouTubeチャンネルにて公開。さらに、W杯日本対ドイツ戦の会場に赴き、現地から“サッカーファン目線”での速報レポートも配信予定だ。
同社公式Twitterプレゼントキャンペーンには毎日参加でき、抽選で5人に“キングカズ愛用バスローブ”、10人に“キングカズサイン入り限定サッカーボール”、300人にオリジナルQUOカード(500円分)をプレゼント。Twitterアカウント(@hisense_japan )をフォローして指定の投稿をリツイートし、画像をタップすると結果を確認できるという。
/#ハイセンス #FIFAワールドカップ2022
— Hisense Japan (@hisense_japan) October 3, 2022
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最上位4Kテレビで見る試合映像に「スタジアムで観るよりいい」
都内で同日開催された、報道陣向けの「ハイセンスがFIFAワールドカップを面白くするプロジェクト」発表会には、キングカズこと三浦選手(JFL鈴鹿ポイントゲッターズ所属)が登場し、冒頭で「ハイセンスさんによるW杯公式スポンサーのアンバサダーとして関われることを、とても光栄に思います」と挨拶。ハイセンスのマーケティング部ブランドマネージャーを務める家倉宏太郎氏らとともにトークを繰り広げた。
サッカーは「スタジアムで見るよりテレビでみるほうが好き」という三浦選手は、「解説があってわかりやすいので(笑)。家では寝転がりながら見てます」と冗談も交えつつ、「色んなサッカーの見方があるけれど、僕は“ファン目線”で、本当にいいプレーがあったらそれに感動するとか、明日から真似したいなとか。子どもの頃からあまり戦術とか気にすることがなくて、本当に自分が楽しんでるだけで。子どもみたいな感じですね」と話していた。
そして、ハイセンスの最上位4K液晶テレビ「U9Hシリーズ」75V型モデルで、家倉氏の説明を受けながらサッカーのデモ映像を実際に視聴した三浦選手は、「絶対スタジアムで観るよりいいです」と、臨場感ある映像に太鼓判を押した。
三浦選手は今回のカタールW杯について、かつて戦場を共にした森保監督や、これからW杯に挑む若い日本選手らに「29年分の想いを、カタールW杯でみんなに見せてほしい」と激励の言葉を贈りつつ、「僕がもし11月に(発表されるW杯メンバーに)入ってたら、(この仕事は)キャンセルしなきゃいけないですから。それでもいいんですか? って本当に聞いたんですよ(笑)」と明かし、会場を沸かせていた。
トークの中で、1993年にカタールの首都・ドーハで開かれたW杯最終予選で起き、サッカーファンの間で今も語り継がれる“ドーハの悲劇”について司会者から話題を振られた三浦選手は、当時の思い出を披露。
「(29年前に)イラク戦で引き分けて、暗い気持ち、絶望的な気持ちで飛行機に乗って帰ってきた。ドーハの街のこともほとんど記憶にないです。あのときは(湾岸戦争の後で社会情勢が不安定だったこともあり)厳戒態勢で、ホテルと練習グラウンドとスタジアム以外には外に出られなかった。街並みはあの当時とはまったく違うと聞いているので楽しみです」(三浦選手)
「僕も日本の試合を観戦させてもらえるということで、29年ぶりにカタールのドーハに行く。日本サッカーの進化を(ドーハで)観られると思うと、本当にワクワクする。当時一緒に戦った森保監督や現選手には躍動してもらいたい」(同)
今回のカタールW杯の優勝予想国には、“ネイマール選手に勝って欲しいという個人的な願望”も込めて「ブラジル」と回答。注目選手にはネイマールとともに、日本の鎌田大地選手を選んだ。
ブラジルとネイマールについては、「僕がサッカーでプロになった場所で、ブラジルへの思いは大きくて、毎回ブラジルは応援しますし、ブラジルを優勝予想国に挙げている。今回は特に、ネイマール選手本人が“最後のW杯”だと言ってます。(ネイマールは)あれだけ活躍しても色々言われてしまう選手で、世界一になるにはW杯で優勝してバロンドールを獲ることが一番。それを獲るには、今年W杯で優勝しないとダメ。僕はそう思っている」とコメント。
鎌田選手については、「存在感がある。自分が中心となり、枝ではなく幹となって自分がやっていくんだという意志が、先日のアメリカ戦とエクアドル戦ですごく感じられた。もちろん技術も申し分ない。W杯でどうやって点を取るかが重要だが、その点で鎌田選手は点も取れるし、アシストもできるし、ゲームも作れる、流れも見られる。オールラウンドに活躍できる選手だと思うので、あとはコンディションだけだと思う」と期待感をにじませた。
ハイセンスの李文麗社長は、同社が前回2018年のロシア大会に続きW杯公式スポンサーを務めること、サッカーを中心にスポーツマーケティングを展開してきたことに触れ、「三浦選手とともにW杯を盛り上げ、ハイセンスジャパンもますます愛されるブランドになるよう努力していく」とコメント。
また、磯辺浩孝副社長は「ハイセンスジャパンは日本市場ではまだ若い会社で、スポーツの活力、明るさがハイセンスの目指すブランドイメージ。三浦選手はサッカー界のレジェントでありながら、現役選手として常に若々しい活力にあふれており、私たちのブランドイメージに合っている」と、三浦選手を起用した理由を説明した。
同社はグローバルのテレビ市場において、2022年第2四半期(4~6月)に世界第2位のシェアを獲得。日本市場全体では前年比10%減と「非常に厳しい状況」(磯辺副社長)が続いているものの、ハイセンスジャパンはテレビの販売金額で前年比17%増と好調に推移している」とのこと。磯辺副社長は「年末商戦に向けてW杯権利を活用し、この好調さをますます成長させていきたい」と話した。