ブランド総合研究所は9月12日、「企業版SDGs調査2022」の結果を発表した。調査は7月27日~30日、20歳以上の男女2万6,000名(各社1,000名となるように回収)を対象にインターネットで行われた。
同調査は、SDGsに関する設問と、企業評価に関する設問から構成。調査対象は業界別に売り上げ規模の大きな企業と、SDGsやESGに積極的に取り組んでいる企業を中心に、同社が独自に260社を選出。本稿では、その中から飲料・食品業界グループ30社のSDGs評価ランキングを紹介する。
飲料・食品の業種グループはSDGs評価が高い企業が多い。調査対象となった全260社のうち上位50位以内におよそ3分の1にあたる17社がランクイン。なお、飲料・食品業界グループ30社の平均は16.6点と、10の業種グループの中で一番高い値となった。
飲料・食品業界グループのSDGs評価が高い企業ランキング、1位は「サントリー」(20.9点)で 260社全体では5位。「水と生きる」を企業理念としているだけあって、「6.安全な水とトイレを世界中に」では260社中3位となっている。
続く2位は「アサヒビール」(20.3点)で、「商品やサービスが信頼できる」が260社中で3位と高い。3位は「ヤクルト」(19.3点)。「SDGsに本格的に取り組んでいる」と評価した人は10.9%で、前年の7.4%よりも増えており、点数は14.7点から19.3点へと大幅に増加。2021年に発売した『Y1000』が売り切れるほどの人気を博すなど、消費者の健康につながる研究や商品が、その企業のSDGsイメージを大きく引き上げることにつながったと思われる。
以下、4位「カゴメ」、5位「味の素AGF」、6位「日清食品」、7位「伊藤園」、8位「キューピー」、9位「キリンビール」、10位「ハウス食品」と続いた。