ブランド総合研究所は9月12日、「企業版SDGs調査2022」の結果を発表した。調査は7月27日~30日、20歳以上の男女2万6,000名(各社1,000名となるように回収)を対象にインターネットで行われた。
同調査は、SDGsに関する設問と、企業評価に関する設問から構成。調査対象は業界別に売り上げ規模の大きな企業と、SDGsやESGに積極的に取り組んでいる企業を中心に、同社が独自に260社を選出。本稿では、その中から流通・飲食業界グループ32社のSDGs評価ランキングを紹介する。
流通・飲食業界グループのSDGs評価が高い企業ランキング、1位は「イオン」(22.1点)だった。全国のイオンモールで「わたしのまちのSDGs」という顧客と一緒にSDGsを体験するイベントを実施したり、イオン環境財団が中心となり、植樹活動や「イオン生物多様性みどり賞」の表彰などを展開しており、地域貢献への評価は260社の中で最も高い結果に。回答者の14.5%が「地域に貢献している」と答えた。
続く2位は「ユニクロ」(21.7点)。「作る責任、使う責任」において全企業中3位と高い評価を得ており、特に若い世代からの評価が高いのが特徴。3位には「スターバックス」(20.5点)がランクインし、2021年12月にサステナビリティに特化したグリーナーストアをオープンしたほか、コーヒー豆のカスをたい肥や飼料にして野菜や牛を育てる仕組みの構築などに取り組んでいる。
4位には、「1.貧困をなくす」の評価が260社中最高の「マクドナルド」(20.3点)、5位には、世界の食糧危機対策の一環としてコオロギを使った商品開発を展開する「無印良品」(19.9点)がランクイン。
以下、6位「セブン‐イレブン」、7位「ローソン」、8位「ファミリーマート」、9位「ニトリ」、10位「イトーヨーカドー」と続いた。