ローランドは、デジタルピアノ「F107」と「RP107」を2022年10月28日に発売する。市場想定価格はともに96,000円前後。
「F107」と「RP107」は、エントリークラスの機種でありながら、どちらも上位モデルにも搭載している本格的な「スーパーナチュラル・ピアノ音源」と88鍵の「PHA-4(プログレッシブ・ハンマー・アクション4)スタンダード鍵盤」を装備したデジタルピアノ。グランドピアノと同様のダンパー・ソフト・ソステヌートの3本ペダルは、ハーフ・ペダルなど豊かな表現をつけるための高度なペダリングにも対応する。スリムなデザインの「F107」は、省スペースでどんな部屋にも合う、自宅で気軽に演奏を楽しめる仕様。「RP107」は、クラシックなピアノらしい佇まいと、狭いスペースにもフィットするコンパクトさを兼ね備えたデザインを採用している。
ともにBluetoothオーディオ/MIDI機能を装備。ピアノとモバイル端末をワイヤレス接続することで、ピアノ本体のスピーカーから好きな音楽やレッスン・コンテンツを流して一緒にピアノを演奏したり、Bluetooth MIDI対応の音楽アプリを使用して作曲を楽しむこともできる。
練習サポート機能も装備し、録音機能は、ピアノ本体に自分の演奏を録音して後から聞き返すことができる。鍵盤を2つの同じ音域に分ける「ツイン・ピアノ」機能を使うと、家族や友人と一緒に演奏を楽しめる。さらに、ヘッドホン用端子を2つ搭載し、2人同時にヘッドホンを装着しながら、夜でも静かに演奏できる。
また、両モデルとも「Roland Piano App」に対応。音色の選択やメトロノーム設定、録音などの機能を、モバイル端末の画面上でリモコンのような操作が行える。さらに、1日にどのくらい練習したかが分かる「タイムライン」、音当てゲームができる「フラッシュ・カード」、鍵盤を弾くだけで和音を認識しリアルタイムで多彩なジャンルの伴奏をつけることができる「伴奏機能」、さまざまなピアノ曲を1週間程度でマスターできる「One Week Master」などの機能を利用できる。アプリでは、「F107」と「RP107」の内蔵曲をモバイル端末の画面に譜面表示することも可能。さらに、電子楽器を楽しむコンテンツを提供する「Roland Cloud」の有料メンバーシップに加入すると、300以上の楽曲/譜面を入手、譜面表示できる。
サイズ/質量は、「F107」がW1,360×H910×D345mm(蓋を開けたとき、転倒防止金具を含む)/34.5kgで、「RP107」はW1,378×H982×D410mm(譜面立てを含む)/37.0kg。カラーはともにブラックの1色のみ。本体のほか、「F107」にはACアダプター、電源コード、転倒防止金具、専用固定椅子などが、「RP107」にはACアダプター、電源コード、専用固定椅子などが、それぞれ付属する。